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梟霊のブログ

適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

 

 

私の手から零れ落ちる水

全てを掬い取れない

この手のひらを

憎む日は来るだろうか

悔やむ日はくるだろうか

そう思えたとき

ふと気が付いた

この・・・

零れ落ちた水は

幸運なのかもしれない、と・・・

なぜなら、透明なまま

再び大地へ帰れるのだから

人の体を巡り

汚れに汚れた姿になり果てて

捨てられることなど

ないのだから

 

雨に濡れ

そこでも思う

私に当たらずに

落ちていく雨粒は

幸運かもしれない

なぜなら

人の想いを乗せて

流れ落ちることがないからだ

人の温もりも

人の優しさも

醜さも

寂しさも

知らずに真っすぐに

まっさらのままに

大地を穿つことができる

無駄な遠回りなんてしないまま

溢れることなく

その刹那を全うする

 

雪に埋もれ

入りたいとも思わない

田んぼだったところの

何一つ

犯されない

白の暴力は

影に埋もれる私よりも

ずっと綺麗なのかもしれない

無駄に染まらず

あれこれ考えず

ふらふらと寄り道はすれど

仲間と共に

安らかに眠りに落ちていく、その姿

羨ましいと眺めた

 

なんどでも

いくどだろうと

自分の涙すら愛せない

憎しみで燃やした

いや

燃やしている私に

きっと

愛も

恋も

焦げることは、ない

不意に流れたそれを

気持ち悪いと

考えているうちは

永遠に

訪れない

紫色の憎しみの炎は

掬い取るより

奪い続けるほうが

何倍も何倍も

似合っているような気がして

諦めた視線を

曖昧な雲にむけた

 

 

 

 

by梟霊