いつまで生きていればいいのだろう・・・
ふと湧いた
疑問・・・
瞳という窓から
差し込んだ
春の輝き
こんなにも眩しく
こんなにも美しいものへ
いつの間にか
揺れ動くことが無く
背を向けた
いつしか見え始めた
その道が
私という存在を見せつける
いつまで生きているの?と
微笑みながら
あぁ…
なんと美しく
冷たく
薄情で
愛おしいのか…
白濁とした意識の中で
見つめる画面
ころころと移り変わるけれど
中々求めているような世界へ
止まらない
逃げたい
逃げたい
逃げたい‥‥
振り向きたくないんだ
いやだ
助けて
明日に
生きたくないんだ
それでも
救いは来ない
暗がりを歩く
至る所から
聞こえてくる
囁いてくる
助けて
苦しい
痛い
と
手を伸ばしてくる
地面から
壁から
天井から
こぼこぼと水の中から
昏々と壁の中から
もぞもぞと地面から
私に手を伸ばす
歩くたびに
想う
これほど重いのか
と・・・
振り払う度に
想う
これほどまでに重いのか
と・・・
あぁ・・・
人はいつ終わるのだろう
人という役割は
いつ終わるのだろう・・・
役目を終えれば
存在が終わるはず
この闇も
終わるはず
私は
憎み
怨んだ
それまで雑草のように埋め尽くしていた
それぞれの手が
消え
私の背中から生えて来た
まるで鳥の翼のように
いくつも折り重なり
まるで羽のように
いくつもの指や手が折り重なり
私を介して
広がっていく
私は
それを眺める度に
彼等に
気を付けてと
言うようになった
喪服のような黒を好み
飾ることを
やめた
死を
配る
死を
笑う
者に堕ちたことを
せめて
気付いてほしいという
願いを込めて
やめた・・・
そうして歩く道は
酷くつまらなく
酷く
淋しい
細い道のように
思えた…
by梟霊