ついさっきまで
笑っていたはずなのに
つい、こないだまで
寄り添っていたはずなのに
いつのまにか
火の中で消えて往く
あなたも
そう
あなたもなのねと
おいた口が
小さく動き
やがて噤んだ
温かな日
静かな春の陽気に
押し寄せる悲しみを
花と共に揺れて
揺れて
雲を眺める
私もいつか
あの火の中へ入るだろう
私もいつか
あの、日の中へ還るだろう
未練の鈴をぶら下げて
のらりくらりと
歩きながら
友の元へ
愛する者の元へ
幸せだった
あの・・・・
時の中へ
帰るのだ
日に揺られ
火に揺られ
一本道を
かた、かたと・・・
帰るのだ
by梟霊