帰路 人生とは 最後に静寂の中を歩むものだ なんども振り返る過去を眺めながら 押し寄せる感情を波の音にして 聞くばかり 目の前の色鮮やかな想いでは まるで冬の野山のように 白黒で寂しいものに成っていく 一つ一つ 名残も未練も残さぬように 散って行く 一つ一つ 後悔も懺悔も無いように 消えて往く 真っ白で 静かで 独り あぁ… この後に訪れる 暗闇で 僕は ようやく帰るのだ 暗く自我の無い 最初の世界へ by梟霊