ひとときとは
どれくらいなのだろう
恋も仕事も束の間の夢であるならば
思い出とは
あの水面に映る淡く暗い花
虚ろう瞳の奥底で
あの頃は
より鮮明に花開き
美しさ、艶やかさを見せつけたもの
ため息に含ませた未練は
今、この時を行く
若人に向けてゆっくりと流れて
そして
消えた
夢でしかない自由は
夜と言う現実の中に浮かび
朝日に燃える睡蓮を待つ
不自由な躰を
精一杯拡げ
らしく
見せてやろうじゃないか
ひとつの愛の姿として
ひとえに命の花として
泥臭い世の中と
濁った人生の上で
自己満足を高らかに
拡げ
私の色を
死後堂々と誇ってやろうじゃあないか
なぁ、そうだろう…
あんた
ね?
梟霊