流産の話は書いた方がいいのか、書かない方がいいのか悩みました。
でも、思い出すとつらいから…と心の奥底に沈めてみても、
逆にいつまでも苦しい気持ちをひきずってしまってる気がします。
なので自分の心の整理のために、一度書いておきます。
暗い話や長文はパスだわ、という方はスルーしてくださいね
妊娠がわかったのは1月初め、その前の流産から約半年後のことでした。
2年前から待ち望んでいた妊娠だったので、
高温期が続いて確信が高まったときは、すごくうれしかったです。
初診から成長の遅さが心配ではあったのだけど、
この1ヶ月と少し、ものすごく心がおだやかでした。
目に映る景色が違っていたと思います。
妊娠するための通院も、無理にタイミングを合わせる必要も
もうなくなった、やっと解放された、とすごくホッとしていました。
でも今回も、やはり出血が始まってしまいました。
(過去2回の流産も出血から始まり自然流産しています)
前回の検診では胎嚢のみの確認で、
「6~7wのはずが4~5wくらいの大きさしかない、五分五分だ」
と言われていました。
病院へ向かう車中は、ダンナも私も無言でした。
祈る気持ちと、あきらめる気持ちと…。
病院に着き、覚悟して超音波モニターをのぞくと、
やはり小さな袋しか映っておらず、ダメだ…と思いました。
でも、先生の口から出てきた言葉は意外にも
「ここわかるかな?動いてるの見える?」というものでした。
2回拡大されたモニターには、確かに小さな動くものが映っていました。
それからは張り止めと止血剤を飲んでひたすら自宅安静の日々。
ダンナも毎日定時で帰宅し、すべての家事をこなしてくれました。
でも出血はなかなか止まってくれず、
それどころか色や量の変化から嫌な予感がするまでに。
毎日、お腹をさすりながらたくさん話しかけました。
「ここのおうちは楽しいよ。
おもしろいお兄ちゃんたちがたくさん遊んでくれるし、
お父さんもこんなに優しいよ。
おじいちゃんもおばあちゃんも、みんなが会いたがってるよ。
だからうちにおいで。待ってるよ」
出血は止まっていないし、不安だらけだったけど、
夜ベットに家族で川の字で眠るとき、お腹に手をおくと、
今確かに5人で寝ている、と感じました。
幸せでした。
(続きます)