怒り方、注意の仕方について書きたいと思います。

 

オーストラリアでは、

めちゃくちゃ怒鳴られたことってありません。

 

ついでに、

人格を否定されたこともありません。

 

でも、

日本に帰ってきてから、

たびたびあるんです。

 

たとえば自分の母親から、

「子供のしつけがなってない」とか。

 

でも、どうやって直したらいいの?

 

わからない

 

わからないと

混乱し、

とりあえずへこむ。

 

へこむと、どうなるか。。。

 

自分を責めるか、他人を責めるか。

 

でも、解決方法は分からない場合が多い。

 

自分で考えるのももちろん大切な時間かもしれないけど、

分かってるなら、それを教えてあげるほうが

時間の短縮になるし、

 

まず、

人間関係にひびが入りません。

 

とても大事なことなので、

もう一度書きましょう。

 

注意をするときは、

具体的な解決法を教えてあげること。

そして、なぜだめなのかを教えてあげること。

 

 

その際に忘れてはいけないのは

あいまいな言葉を使わないこと。

 

自分の裁量で受け取り方が違ってくる言葉です。

 

たとえば、

しっかり、とか、

ちゃんと、きちんと、とか。

 

ちゃんとやってよ!

といわれても、なにをどうすると「ちゃんと」になるのかは、

言った人しか分からないですよね?

 

それが言われた人は違う方法をすると

言った人は「ちゃんとやってない」ってことになり、

また怒らせたりしますよね?

 

悪循環ですね~~~

 

 

「気をつけて」、もふわっとしてますね。

どこをどうやって気をつけるの?

 

 

 

あと、

「周知徹底して」

っていうのもあいまいです。

 

周知徹底ってどうやって?

 

申し送りノートに書けば

本当に周知徹底?

 

連絡帳に書く?

壁に貼る?

 

いろいろな方法があるわけですので。

 

 

その辺を具体的に教えてあげてもらえると

相手にも分かりやすいと思います。

 

 

介護現場は仕事が忙しいから、

ぴりぴりしている人が多い。

 

その勢いで、分かりにくい言葉で他の人に当たっても

(注意のはずが、当たってるだけの方もたくさんいます)

なぜ怒られているかわからない、

そして、怖い、と思われたら、

 

人間関係悪化につながります。

 

 

 

最後に、

絶対忘れないでいてほしいこと。

 

注意する前に。

必ず、

「なぜそれをしてしまったのか?」

という質問は必ずしてください。

 

人の行動には理由があるはずです。

 

有無を言わさず頭ごなしに怒ると、

言われたほうには

不満と、恐怖だけが残ります。

 

 

それは、後の仕事のパフォーマンスの悪化に

多大な影響を及ぼします。

 

他の職員とのコミュニケーションにも支障が出てくるかもしれません。

 

上と下とのコミュニケーション。

たとえ、上司のほうが正しくとも、

下の意見も聞いたうえで、

具体的な解決策を提案していただきたいものです。

 

 

そして。

注意した後は、

愛を伝えるのも忘れずに♪

 

 

オーストラリアの婦長クラス級のナースさんたちに聞いた話。

 

褒めると注意は 7対3.

 

注意だけするのではなく、

褒めるを7割しておいてからの注意、

 

そしてさらに、最後に褒める。

 

褒める→注意→褒めるの

サンドイッチ♪

 

これが黄金バランス、だそうです。

 

具体的に褒める、もお忘れなく。

 

(要は、注意するときも褒めるときも、

具体的に。)

 

怒りすぎると、辞めてしまう人も

多いみたいです、昨今は。万国共通で。

 

バランス、大事ですね。

 

イラスト noenoe artwork

 

やっぱり、感謝はいつでも示すべき、なんでしょうね。