【介護現場で災害が起きたらどうする?】

 

今日は、災害時の介護を考えるということで

近くの大学に講演を聴きにいってきました。

 

最近は、

自分の講習は少し休憩して、

日本での動向を勉強しようと

講習に行けるだけ行こうとしております。

 

知るって面白い。

 

今日の講演。

災害という興味深いテーマなうえ、

基調講演の

烏野先生のトークが面白くて、

内容がとにかく濃い!!!

 

例えば、
○洪水になったとき、1階から二階へエレベーターなしでどう避難する?

 (通常の避難訓練では、上階から下階の訓練はするが

(通常は火事に備えるため)、下階から上階への訓練はしない)
○電気が使えなくなったら、吸引はどうする?(ジェネレーターは外で使用しなければならない)
○電気が使えなかったら、どこから情報を得る?
○どれだけの職員が駆けつけられる?(実際、駆けつけられる職員は少ない)
○緊急時は誰が何をするの?(あなたの事業所はちゃんと決まってる?)
○まる三日間なんの助けもライフラインもなかったら、どうする?

(災害があったら、本当に3日くらいは何の助けも無くなるかもしれません)
○居宅支援ワーカーが利用者の家をでて五分後に地震があったら、次の家に行く?前の家に行く?それとも事業所?

(事前にきめておくひつようがありますね)
○そもそも事業所に災害, 避難マニュアルってある?

(あまり見ないよね?)

 

もっともっとありますが, たくさんの気づきと危機感を頂いた充実した講演でした。
いざという時のために、考えておくと全く違う。そしてさらに訓練しておくと全然動きが違う。

 

本当ですね。

実はアデレードにいたとき、仕事中に

誤報防火ベルが何回か鳴りましたが、

1回目、パニック!!!どっちが北か南か、わからんようになりました。

2回目、1回目を踏まえ、冷静ではあるものの、どこからなってるかわからず

施設内を走り回りました。

3回目。 かなり冷静。

はいはい、来たよ~~的な感じで(笑)

余裕なのも考え物ですがね(汗)

 

誤報なのに、なったのは全部夜勤時。

なぜでしょうね?

 

災害も3割が土日の夜らしいですから、

夜勤をやる方は是非覚えて置いてください。

 

そして、もうひとつ覚えていてほしいことは、

 

避難弱者(高齢者, 子供, 障害者等)の援助をしているとき、必要な情報を得て避難を助けるのも援助者の責任。

 

ということは、停電で何も情報が入らなかったとしても、

利用者が自分でどこに避難するのか、いつ避難するのかしないのか、

判断できない場合には、

 

援助者が情報を得て、判断するのが責任ということ。

 

だから、

夜勤で災害があった場合、

停電しても自分で情報を得られる環境を事前に整えておくことは最重要とのことでした。

 

停電しても自分で情報を得られる方法って?

っておもいましたよね。

 

それは、カーナビについてるテレビ機能、

そして、スマホのワンセグでのテレビ機能を

いつでも見られるように設定しておくことなんですって。

 

ラジオはずっと聞いておかないと必要な情報が得られないので、

あまり意味が無いとのこと。

 

視覚による情報キャッチのほうが

何倍もの情報が得られるとのことでした。

 

なので、

今個人でできることは
1。携帯にワンセグアプリを入れてテレビを見れるようにしておく
2。車でテレビを見れるようにしておく
3。車のガソリンを満タンにしておく

 

せっかく見られる環境があるのに

ガソリンが無いなんて致命的ですもんね。

 

 

講演された

烏野猛先生のHP

http://www.fukushi-risk.com/faq/index.html

実際に起きた事例がたくさん出ているそうなので、

是非読んでみては?