昨日の記事で

いろいろな意見を頂きましたが、

日本では難しいのかな~~~

という印象。


それは、看護と介護の関係性の違いが絡んでるのかなと思います。


まず、オーストラリアの関係性から言わせてもらうと、

ピラミッドの一番上は

看護の管理者、

その次 看護、

一番下が介護です。


看護は介護の上にある、

という位置づけが

クリアになされている。



これは、否定も肯定もしません。

そういう考え方だ、

という説明をしているだけです。


なので、ナーシングホームでも

看護が上で介護が下。

そういう位置づけです。

ナーシングホーム、というだけあって、

生活のサポートもするけど、きっと看護が軸に回ってるってことなんでしょう。



ということで、

介護から上がりたい人は看護を勉強するし、

看護で仕事がない人、看護の分野に身をおきたい人は

看護師のシフトがなくても介護のシフトもしたりもします。

なんせ、看護師は飽和状態。


それに、正看護師(RN)は病院勤務に就くには

すでに病院での経験がある人か、

もしくは

GNPと呼ばれる新卒プログラム(ひょっとしたら名前が変わったかも)

に入らないと病院勤務は出来ません。

州によっては准看護師(EN)の新卒プログラムがあるところも。


それをやっていないナースたちは

病院勤務はできない→その他のところ(主にナーシングホーム)ということに

なるんですね。




それに対して日本。



介護のプライドからすると

「介護と看護は別物」「介護は生活のサポート」

「介護施設は入居者の家であって、治療の場ではない」

だという人もいるし、


看護の観点からすると

病院に入ってこそ看護、

という人もいるでしょう。


元々一緒の分野のはずなのに

相反する意見が存在したりする。


やっぱり看護の花形は病院、

という考え方はあるでしょうね。

(オーストラリアにもありますけどね)


病院でも看護師が足りない日本では

わざわざ介護施設にいかなくても、

オーストラリアの戦いに比べたら

簡単に看護の仕事をゲットすることが出来る。


学生のときから、介護施設なんて目に入ってない、

なぁんてことになってるのかもしれませんね。



日本の介護の観点からすると、

「介護施設の中心は介護」

であって、

その他の人たちはサイド、

という雰囲気があるのも然り。


プライドがあったほうが

プロの仕事が出来ますし、

それでいいと思うんですけど、


看護に足を突っ込んだ身からすると、

両方知っておいたほうがいいな、と思います。


病院から退院して、どんなところで生活するのか

知っておくのもまた、重要なこと。


病院でどんな治療をして施設に来たのか知るのも

また重要なこと。


結局は、人のお世話をするってことは

同じところから派生してる職業、なんですよね。



どちらの国の考え方も

賛成するところと違うんじゃないかとおもうところもあって、

今のところ、どちらがいいともいえませんが。