39歳。
私は足掻きたかった。


「先生」と呼ばれ、人の前に立つ立場だからこそ
私は足掻きたかった。


「ママ」と呼ばれ、頼られる立場だからこそ
私は足掻きたかった。


何でもわかったように、
悟った感じで、
偉そうになるなんて
クソくらえで。

でも、
そんなつまんない人になりそうで怖かった。

だから
私は足掻きたかった。


もっと、
汗かき
ベソかき
カッコ悪い私、
私の知らない私、
ふざけた私、
弾けた私…
いっぱい感じたかった。


そんな思いを感じながら、
迎えた夏の日。