2025年5月25日(日)

韓国済州島で開かれた済州国際観光マラソンを走った。

今年で29回目という大会で10㎞、ハーフ、フルの三種目。

自分はハーフの部に出場した。

三種目とも海水浴場近くの同じ競技場をスタート。

同じ海岸線を走り、それぞれ5㎞、20.5㎞、21㎞で折り返す。

海水浴にはまだ早く季節外れの海辺に人影は無し。

広く大きな海と空の爽快感と海の香りを満喫した。

号砲が鳴った午前8時、スタート地点に向け走った。

遠くて見にくいが、

写真の奥に見えるのがスタートしたランナーの集団。

右のスタート会場から左に大挙して走っている。

つまり、自分はスタート時間に間に合わなかった。

市街地から会場へのシャトルバスが交通混雑で遅延。

見込みの倍近い1時間半かかり、会場到着が号砲15分前。

荷物預け、トイレでタイムオーバーになった。

実はシャトルバス内でズボンをタイツに着替えた。

(周りの乗客が男性でよかった)

マラソン人生初の経験だった。

会場に入ると、

スタートゲートからパラパラとランナーが出てきた。

号砲に間に合わなかったのは自分だけではない。

かなりのランナーが遅れたはずだ。

シャトルバスは自分より遅い便がまだあった。

その乗客はもっと遅れただろう。

結局、自分は5分遅れでスタート。

ただ、記録はネットタイムだけでグロスは計測しない。

スタート時間が遅れても自分の記録には反映しない。

遅れは気にしないで済んだ。

ソウルマラソンも同じ方式。

韓国ではこの方式が主流なのかもしれない。

ランナーにとってはありがたい。

往路は、左手に海を見ながら走った。

海岸線なので道は平たん。

右は風力発電用の大きな風車、左は海。

こんな風景が続く。

季節外れの海辺だけに、

沿道は運営スタッフ以外、ほとんど人がいなかった。

折り返した後の後半は右手が海。

前半は曇りがちだったが、晴れ間が増え、眺めが良くなった。

青空の下の明るい海の景色は気持ちがいい。

海水浴シーズンになれば、人、人、人のにぎわいだろう。

そんな時に走れば多くの声援に励まされるだろう。

ただ、暑さでダウンすることは間違いない。

広々とした会場。

写真左の奥がスタート&ゴールゲート。

走り終えた人々が次々に会場を後にする。

会場中央に長い行列があった。

写真による記録証を作るための列だった。

柱にある画面に映る自分の記録を背に記念写真が撮れる。

なかなか面白いサービスだが、

順番待ちの時間がかかりそうなのでパスした。

全体写真で会場の周辺に見えるブースは団体用ブース。

ランニングクラブ、マラソンツアー、職場グループなど

様々なグループごとの集合・待機用ブース。

例えば、写真右から二番目は地元警察のブース。

応援の人では無きに等しかったが、

エイドでは温かいサポートと熱い応援があった。

韓国のマラソン補給食といえば、

チョコパイがすぐ思い浮かぶけれど、

今回はエネルギーバーだった。

1本ありがたくいただきました。

外国人向けの参加受付は済州国際空港で。

空港1階到着便出口近くの総合観光案内セッターが窓口。

自分は23日午後に到着したその場で、

ゼッケン、記念Tシャツなど一式を受け取った。

とても便利だった。

この時に受け取ったセット。

ゼッケン(番号は消去)、Tシャツ、

靴下、ジェル、ミズノの割引券など。

大会参加費は4万㌆(約4000円)だが、

Tシャツには4万9000㌆の値札が付いていた。

 

◇  ◇

渋滞はしたものの、シャトルバスは便利だった。

記録の撮影、団体ブース、空港での受付など

様々な面できめ細かな気配りのある大会だった。

コースも走りやすかった。

参加して良かったと思えるいい大会でした。

大会を支えてくれた皆さん、ありがとうございました。