9月8日(日)早朝

ソウル中心部の徳寿宮前に一台のバスが停車が到着した。

マラソン会場までランナーを運ぶシャトルバスだ。

大会の鉄原郡はソウルからバスで約2時間の遠隔地。

主催者がソウル各地からのシャトルバスを用意した。

私が乗車したこのバスは47号車。

具体的な数字は分からないが、バスは相当な台数だ。

バスは無料で全席指定。

大会の公式サイトで事前に申し込む。

主催者側で席を決め、開催前にサイトで発表する。

47号車の出発は午前6時。

仮眠を取るランナーが多く社内は静かだ。

乗車時間は2時間あり、私も居眠り。

午前8時過ぎ、予定通り大会会場に到着。

開始時間が近くランナーが急ぎ足で移動。

フルは号砲9時。私も慌てて大会本部に向かった。

大会会場は広い駐車場や飲食店などもあり広場のよう。

写真の建物は観光情報センターだ。

近くには観光名所もあるようだった。

おそらく地域の観光拠点なのだろう。

実は私は大会の公式サイトからエントリー。

参加費の払い込み手段がなく、当日払いとなった。

本部で参加費4500㌆(約4500円)と引き換えに、

ゼッケンや参加賞を受け取る段取り。

ところが、本部には順番待ちの列。

手続きを終えると、8時半近かった。

号砲まで残り30分。

テントの更衣室で着替え、手荷物預け(写真)へ。

手荷物預けはフル、ハーフなど種目別。

テキパキと手際良く処理してくれた。

その後、トイレを済ませ何とか号砲までに整列できた。

 

◇  ◇

さて、30㎞地点を過ぎた後のエイドでリタイヤしたが、

回収バスまでは一般車両での移動。

一台で3~4人しか運べない。

私はこの車には乗れず、次を待った。

さて、回収バスに移動しても、しばらくは待機。

リタイヤしたランナーが順次乗り込み、

20分程度してから動き出した。

大会会場に戻ったのは午後2時半近く。

帰りのシャトルバスは3時出発。

慌てて手荷物を受け取り、自分の乗る47号車を探す。

ところが、バスの数が多くてすぐには見つからない。

歩き回り、スタッフに尋ねてようやく乗車。

発車時間まで残り10分もなかった。

そして、日曜ということもあり、帰りの道は混雑。

ソウルの徳寿宮まで2時間40分かかった。

結局、シャトルバスは往復で4時間40分。

回収バスは待機と移動で30分ほど乗車。

この日は通算で5時間を超えるバス旅行ともなった。

写真はコメ以外の参加記念品とゴール後おやつ。

紙幣は大会会場の飲食店などで使える地域通貨だった。

合計6000㌆分あった。

ところが、大会会場は準備などで大忙し。

買い物や飲み食いをしている暇がなかった。

せっかくのお金も記念に持ち帰るだけだった。

 

◇   ◇

マラソンの完走が果たせず、

大会会場でのおもてなしも楽しめず、

バスには長時間揺られた。

マラソン遠征では珍しい体験だった。

でも、主催者の熱意やサポートが感じられた。

それなりに充実した経験だった。

関係者の皆さん、ありがとう。