10月29日(日)
老人ホームでトイレを借りるのは初めてですよ!!!
職員の方に思わず声をかけてしまった。
こちらから押しかけて無理に借りたのではない。
「トイレ使えます」と掲示して提供してくれている。
入ると、職員の方が案内し「少なくてすいません」という。
「いえいえ、とても有難いです」とお礼した。
◇ ◇
水戸市で開かれた水戸黄門漫遊マラソン(フル)を完走。
事業所やお店が提供する”私設トイレ”の多さに感激した。
老人ホームのほか、レストラン、蕎麦店、家具店、
クリーニング店、車のディーラー、整備工場、
小さな食料品店、バス会社の車庫、コンビニ、
婚礼衣装店、建設現場etc etc etc
数え上げれば両手でも足りない。
フル、ウルトラに100回以上出たが、こんな大会は初めて。
1万人を超えるようマンモス大会では、
しばしばトイレの渋滞に悩まされてきた。
そんなランナーの悩みに対応するおもてなしだ。
水戸の皆さん、ありがとう。
まず、お世話になったのがシャレた雰囲気のレストラン。
「トイレ使えます」というポスターを見ておじゃました。
入ると、正式な服装のウエイターらしき人が案内。
「すいません、今列ができてます」と恐縮する。
列と言ってもわずか2、3人。
こちらは使わせて貰えるだけでうれしい。
個人の住宅の様な佇まい。
入ると、敷地内に自動車整備工場があった。
おそらくは個人事業主。
敷地内にわざわざ仮設トイレを設置していてくれた。
車社会というお土地柄もあってか、
ロードサイドには自動車ディーラーが多く並んでいた。
競うようにトイレを提供してくれていた。
シャレたお店だなと思ったら、家具店とのこと。
店主らしき男性が看板の脇に立ってランナーを応援。
ロードサイドには飲食店も多い。
入口では関係者らしき人が案内。
地元バス会社の駐車場という。
わざわざこのために出勤したのだろうか?
まさか、クリーニング店もとは思わなかった。
古くからの住宅地にあるような小さな食料品店。
ちょうどランナー二人が入っていった。
入れ替わるように、
ペットボトルに水を入れたオジサンが出てきた。
何処へ行くのかと見ていたら、
少し先で倒れ込んでいたランナーの元へ届けていた。
おそらくは店の方だろう。
ありがたいサポート。
驚いて思わず立ち止まった。
汗まみれのランナーが入ってもいいのだろうか?
トイレのイラストも婚礼衣装の店らしい。
時間に余裕があれば、おじゃましたかった。
◇ ◇
補給食は持参できる。
でもトイレは持参できないし、我慢もできない。
私設トイレこそ、痒い所に手の届くサポートだと思う。
重ね重ね、皆さんに感謝します。
もちろん、エイドも「私設」が沢山あった。
応援も熱かった。
素晴らしいマラソン大会だと思う。
しつこいけれど、もう一度感謝です。
完走メダルは黄門様らしく徳川の家紋入り。
そして、ずしりと重かった。










