11月3日(火)

マラソン大会の方は踏切を渡ってくださ~い…。

郊外の小さな駅を出ると、案内のボランティアさんがお出迎え。

マラソン大会には付き物の光景だ。

でも、新型コロナウイルスのおかげで大会が相次ぎ中止。

遠い思い出になりかけていた。

この日出場した渡良瀬遊水地マラソン大会は、

2月の有田みかん海道マラソン以来9カ月ぶりだった。

駅から歩くこと約20分。

広い遊水地の岸辺に設けられた大会本部が見えてきた。

仮設テントが並び、色とりどりの服のランナーが集う。

いかにもマラソン大会という光景だ。

大会のたびに感じたワクワク感がよみがえってきた。

渡良瀬遊水地は埼玉、群馬、栃木の三県の接点にある貯水池。

大会はスポーツメイトランという民間団体が主催した。

写真の赤線の周回コース(約5km)を利用。

種目はフル、ハーフ、10km、5km、親子、リレーだ。

参加者総勢500人ぐらいに見えた。

私が出場したハーフの部は矢印の向きでコースを4周する。

受付でゼッケンを貰う。

これまた懐かしい光景だ。

完走証でみると、ハーフの人数は288人だった。

10時30分、上のコース図の「S」の位置から一斉にスタート。

遊水地を横目に見ながら走る。

すぐに、長い列ができた。

遊水地を横断する道もあった。

林の中を突っ切る直線コース。

地域全体が自然公園のようになっている。

散歩やサイクリングを楽しむ場でもあるようだ。

街中と違い沿道の応援の無い「無観客」レース。

それでも、ゴール地点(コース図のG)では、

参加者の家族、友人らが待機。

それなりのにぎわいがあった。

ゴール脇では果物、菓子、スープ、みそ汁、ジュースのふるまい。

これまたマラソン大会には付き物のおもてなしだ。

完走で疲れた体に温かいスープが特においしかった。

 

◇    ◇

人の少ない自然公園の周回コースでの地味な大会とはいえ、

マラソン大会が復活し始めたことを喜びたい。

主催者、関係者の皆さん、ありがとうございました。