10月25日(日)

土日連続の晴天は二カ月ぶりというこの日、

神奈川県秦野市、表丹沢・塔ノ岳のトレインランイベントに参加。

約20人の参加者で標高1,491㍍の山頂を目指した。

8時半、表丹沢のすそ野にある秦野戸川公園で準備体操。

ここがスタート地点で、標高は約300㍍。

つまりトレランの高低差は約1,200㍍となる。

木漏れ日の指す山道を進む。

ヒンヤリした山の空気と日差しの温かさのハーモニーが快適。

土の地面の柔らかさも心地いい。

行きは上り路がひたすら続く。

木や石の急な階段も多く、膝を繰り返し持ち上げる。

久し振りの好天で山を楽しむ人々が多い。

すれ違うたびにお互い道を譲り、声をかける。

ただ、時間が経つにつれて声を出す気力がしぼんでいく。

山道の途中に突然、メニュー掲示が。

もうすぐ平坦な場所だ、と喜ぶ。

山頂の少し手前で富士山が姿を見せてくれた。

富士山を背に収まる格好の写真スポットになった。

山登りの人たちに富士山がサービス?

富士山だけじゃない。

鹿も登場。

汗を流して坂を上る人間たちを静かに見つめ、

一緒の写真に納まっていた。

続々と現れる人間たちを見て何を思ったのだろう?

1,491㍍の山頂に着くと、上空を雲が支配。

雨こそ降らないものの、気温が低下し、寒くなった。

上り道でかいた汗が冷えて辛い。

気温5度だって、と誰かが嘆いていた。

山頂から下り始めると、遠く相模湾まで望む絶景。

こんなに高い所まで上ってきた、と改めて感じる。

上る時より下る時の方が坂の急さや高低差を感じる。

上りは人の多い登山道だったが、

下りは人の少ない山肌の斜面を選択。

木の根や石を避けながら延々と駆け下りる。

転んではいけない、と緊張した時間が続いた。

振り替えれば、道なき道のような急斜面。

よくぞ無事に駆け下りたと達成感が湧く。

 

◇    ◇

この日のトレランは高低差約1,200㍍で、走行距離で約17km。

途中の休憩、トレラン指導も含めて所要時間は約6時間。

その後、日帰り温泉の入浴、夕食会に参加。

小田急線秦野駅⇒小田原⇒JRのルートで帰宅したのは夜9時。

トレランを完走し、順調に帰宅したことで、

自分の体力に少し自信を感じた。