大会はネットの専用サイトを通じて6月下旬にエントリーした。

氏名やメルアドなど必要事項を記入すれば、簡単に完了。

エントリー料はクレジット払い。

額はなんと50リラ。

カード決済額の円貨でいえば、956円だった。

リラ安もあるが、日本の大会に比べれば破格の安さ。

それで、アディダスの記念Tシャツ、完走メダル、

会場への無料シャトルバス、手荷物預かりを用意。

タイムはチップで計測し、即日ネットで発表された。

グロスとネットはもちろん、5kmごとのピッチも分かった。

往復の交通費が嵩むのは仕方ないが、

参加費だけはとてもお得感ある大会だった。

 

事前受付のエキスポは、三日前の10月31日に始まった。

会場はボスポラス海峡近くのコンベンション施設。

地下鉄に乗って初日に足を運んだ。

地下鉄の最寄り駅から歩いて15分前後。

のぼりや旗が飾られてにぎやかな雰囲気。

すぐに会場だと分かった。

エキスポ会場に入るには、新たなチケットが必要だった。

入り口にあった受付でメールアドレスなどを登録してもらった。

会場に入ると、いきなり大きな完走メダル。

ランナーたちが楽しそうに記念撮影。

会場内にはスポーツ用品の即売など様々なブースがあった。

ゼッケン、計測チップ交付の専用コーナーは長かった。

対象はフルと15kmのランナーだけのようだが、

合計で約3万7000人というマンモス大会。

エキスポ初日から賑わっていた。

IDカードを提示してゼッケン&チップを貰う方式。

私の場合はパスポートを提示。

ゼッケンとチップは赤い封筒に梱包されていた(写真左)。

ゼッケン交付とは別のコーナーでTシャツとバッグを貰う。

バッグは当日の手荷物預かりに利用する。

中央のポケット部分にナンバーカードを入れる。

Tシャツはアディダス。

フルがブルーで、15kmの部は赤だった。

仲間たちを代表してまとめて受け取りに来る人が目立った。

大きな段ボール箱に詰めて持ち帰る人の姿も。

「本人のみ」という日本のマンモス大会とは違う大らかさ。

ミニ棒高跳び、的当て、ミニゴルフなどアミューズメントもあった。

突然、曲乗りも始まり驚いた。

物珍しさもあり、結構時間を過ごした。

 

当日は朝6時前に宿泊先を出発。

地下鉄でシャトルバス乗り場のあるタクシム広場に向かった。

ランナーが続々、広場に集まる。

事前の案内ではシャトルバスの出発は7時ー7時半。

ところが、6時半ごろに着くと、

既にバスが並び、ランナーが次々に乗車。

私のバスは満員状態で6時40分に出発した。

約15分で大橋のアジア側にあるスタート会場に到着。

遠くに街の明かりがきらめいていた。

前方にあるスタート地点に向かってかなり歩いた。

左手にはズラリと仮設トイレが並び、右手はバスの列。

バスの列には意味があった。

実はバスがそのまま手荷物預かり所。

運転手氏らしき人がランナーから荷物を受け取り、

座席に並べていた。

写真右手にあるように、

このバスはフルの部の4001~4500番が対象。

8時ごろから徐々に明るくなった。

会場は人、人、人の大にぎわい。

大音響の音楽とMCが響き、ランナーたちは談笑し、声を上げる。

お祭りの雰囲気だった。

周囲のランナーたちに受けていた「ペースメーカー?」。

公式のペースメーカーはレポート①の服装で風船をあげていた。

こちらは、どうも”私製”のようだった。

 

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イスタンブールの皆さん。

おかげで、苦しいものの楽しい時間を過ごせました。

サポート、応援ありがとうございました。