10月6日(日)、

青森県の弘前・白神アップルマラソンに初めて出場した。

昨年もエントリーしたが、台風のため大会が中止になった。

フルの部で完走し、ウルトラを含むフルの完走は81回になった。

ハーフなども含めれば、全国47都道府県の大会を巡った。

自分にとって、節目の大会になった。

フルのエントリーは約1900人。

午前9時、弘前城や市役所に近い街中をスタートした。

走り出すと、いきなり目の前に山がそびえていた。

雲がかかって見にくいが、

別名「津軽富士」ともいわれる名山、岩木山だった。

二カ月ぶりのマラソン大会であり、フルでもある。

多少の不安を抱えながらの走り出しだった。

数キロ走っただけで、すぐにリンゴ畑に遭遇。

収穫期に入り、大きく膨らんでいた。

記念写真を撮る姿も。

リンゴの赤い色が鮮やか。

見て気持ちいい。

こちらは水田一帯に広がる黄金色。

田園の秋は色が豊富だ。

10kmを過ぎたころから、山あいを進む。

コースは弘前市中心部から隣の西目屋村に向かい、折り返す。

高低図では前半ひたすら上り、後半駆け下りる形。

ただ、走ってみると、坂はなだらか。

高度100mを上る、という感じではなかった。

折り返し点に着く頃は、上り坂ということを忘れていた。

ところが、折り返してビックリ。

写真では分かりにくいが、遠くまで道が緩やかに下っている。

数年前の京都マラソンでも同じ経験があるが、

下ってみて分かる坂がある。

近くを走っていた若いランナーと話したら、

「ここは地味で長~い坂で辛いんですよ」とのことだった。

アップルマラソンという名前の通り、エイドではリンゴがよく出た。

そして、ミニトマトも。

トマト好きにはうれしかった。

沢山いただきました。

確かに、地味で長~い下り坂。

帰り道では雲が減り、岩木山の姿も見やすくなった。

この日は風が涼しく爽やかなマラソン日和だった。

復路はなだらかな下りで走り易かったが、

残り1kmで突然、見た目で分かる上り坂が登場。

えっ、という感じ。

ゴールは、弘前名物の洋館が並ぶ追手門広場。

柵で仕切られた細いコースが、ビクトリーロードにも思えた。

ゴール付近には、家族、友人、知人のゴールを待つ人が並んでいた。

大会そのものも地味だが、素朴で温かみが感じられた。

関係者の皆さん。ありがとう。