ソウル国際マラソンの号砲は招待選手が午前8時。
会場の光化門広場は6時過ぎから続々とランナーが参集。
そして、……。

目立ったのが、ウオームアップに励む集団。
人目も気にせず、真剣に汗を流す。
クラブ、サークル、愛好会などが結構、多いようだ。

そんなに気合を入れたら疲れるのでは、
と余計な心配をしてしまう。

壇上の美女チームの指揮に基づき全体で準備運動。
30分ほど入念にやっていた。
◇ ◇
そして、ランナーの間にポツポツと現れるのが……。

ジェル、帽子、ウエストポーチなどラン用品の即売。
日本だとテントの模擬店があるが、
ここではテーブルや台などで思い思いに販売。
まるで市場(シジャン)のような雰囲気だ。

どうぞ、安いよ。

種類豊富。

色とりどりの帽子。

到着するランナーを待ち伏せ。

おばちゃんの店は人気上々。

ナイキ、アディダス、3個1万ウオン(1000円)……。
大丈夫かな????
首をかしげたくなるのも市場と同じ。
◇ ◇

沿道に貼られた大きな垂れ幕。
某企業の同好会の仲間の応援らしい。
いわく、
「あなたは永遠のマラソンランナーです。
春川、中央、東亜(ソウル国際のこと)の三大会
10年連続完走をお祈りします。ファイティン」
偶然にもレース中、この人を発見し、しばし追走した。
苦しそうだったが、力を振り絞っていた。
途中ではぐれ、完走したかは確認していない。
◇ ◇

マラソン会場ではお馴染み、トイレの行列。
個室から男子の小用まで複数のトイレを備えたコンテナ。
移動式公衆トイレといった感じだった。
余裕を持って用を済ませ、いざ出陣。