
3月17日(日)、ソウル国際マラソンに出場した。
15、18年に続き三回目。
韓国の首都ソウルを横断する42.195km。
コースは直線が主体。しかも、道は広い。
大都市の中心部で高低差もほとんどない。
ゴールは88年ソウル五輪で沸き返ったスタジアム。
五輪マーク目指して走るアスリート気分も味わえる。
当日は晴れ時々曇りでやや肌寒いという絶好のラン日和。
気持ち良く走り切った。

スタート地点はソウルのど真ん中、光化門前。
大会参加者は約3万8500人と過去最多だという。
ランナーが、MCの問いかけに応じ、一斉に指切り。
「体調が悪ければレースを中断し、
決して無理しないと約束しますか」との声だった。
マラソン大会では初めて目にする光景だった。
MCは「安全な大会」をしきりに訴えかけた。
首都でのマンモス大会ならでは、だろう。

走力によるブロックごとのリレー方式でスタート。
道幅が広いだけに、伸び伸び走れる。
初出場の時は、どこを走るか場所どりにオタオタした一方、
あおられてオーバーペースになった。
三度目でさすがに落ち着き中央をマイペースで走った。

前半に二度の折り返しがあるが、
二度目は蘇った清流、清渓川(チョンゲチョン)沿い。
折り返し点では川の両側を走る列が目に入る。

川の奥にそびえ立つ摩天楼。

二度の折り返しコースを終えて東に向かう曲がり角。
恒例の応援ステージだ。
過去には集団エアロバイク漕ぎ、韓国舞踊などに励まされた。
今回はアジュマ(おばちゃん)たちの太鼓演奏に遭遇した。

韓国のエイドといえば、やっぱりチョコパイ。
確か三カ所で並んでいたが、合計4個いただきました。

街中にそびえる古い大門。
いかにも韓国らしい光景を楽しむ。

トイレを借りたファストフード店。
沿道の飲食店、小売店、交番などでトイレを借りられる。
ソウル国際マラソンが走りやすい理由の一つ。
感謝。

応援はそれほど多くなかったが、熱い。
旗を振っての応援が多かった気がする。

ガソリンスタンドでもトイレをお借りした。
感謝。

陽気なアジュマ(おばちゃん)たちのカッコイイ応援。
おかげで体が少しシャキッとした。
笑うと元気がでるようだ。

残り5kmとなった終盤戦。
難関の蚕室大橋に差し掛かる。
漢江から強風が吹くこともある。
今回は風がなくあっけなく通過。

テーマパークの「ロッテワールド」前を右折。
ゴールまでもうひと頑張り。

五輪スタジアムが目に入ると、ラストスパート。
目標物があると、気分が高まる。

五輪マークを目にすると、心なしか脚が軽くなる。

スタジアム前は応援、見物があふれかえる。
歓声を浴びると最高の気分。
トップアスリートになったように錯覚する。

スタジアムに入り、トラックを一周してゴール。
何とも晴れがましい気分になれる。
正面の大画面モニターもなかなかいい。

トラックの周りではランナーを励ます人々。
◇ ◇
日本との時差が無く、距離的にも近い。
しかも、手慣れた運営でコースも走り易い。
ソウル国際の日本人ファンが増えていると思う。
主催する東亜日報の紙面によると、
今回参加した日本人は912人。
中国人の1070人に次ぎ、外国人中二位だった。