大阪市の天保山(4.53m)。
堺市の蘇鉄山(6.97m)。
この二低山を結ぶウオーキング大会がある。
「日本最低山縦走大会」という名で距離は約20km。
8回目は2018年10月28日(日)に開かれた。
大阪巡りとトレーニングを兼ねて参加し
ジョギングした。

スタート会場は人気水族館の海遊館前広場。
開始1時間前の8時頃、参加者が集まり始めた。
ジョギングする人が結構いると予想していた。
でも、私以外そんな服装はほとんどいなかった。

受付で渡されたコースマップ。
左上の天保山から下の蘇鉄山に向かう。
最後は蘇鉄山の東の堺市役所まで進む。

スタート直前の準備体操。
青い空を背に大観覧車がそびえていた。。
大会の定員は千人だが、参加人数は不明。

スタートの海遊館前から数百メートル。
天保山の山頂に到着した。
写真の左手前が、山の高さを図る三角点。
天保山は4.53メートルで、2等三角点では日本一低い。
といっても、最近さらに低い山が登場したとの情報もある。
堺の蘇鉄山は1等三角点では日本で最も低い。
不勉強で1等と2等の違いは分からない。

工場が並ぶ道を進むと「なみはや大橋」の登り口。
この橋は大阪ベイエリアにかかり全長1740m。
自動車のほか、自転車や徒歩でも渡れる。
もちろん、ジョギングもOK。
大阪暮らし6年目だが、渡るのは今回が初めてだ。

坂上りは慣れているので苦にならない。
でも、海上を高くまで上がる橋は不気味。
欄干から海、海岸、工場を見下ろすと、
自分の居場所の高さが強調される感じ。
しかも、周囲には自分を守ってくれる壁が無い。
橋が揺れる気もする。
さらにわずかだが風がある。
正直なところ、怖かった。
欄干側を走れず、中央の車道よりを走った。

橋の高さは最高地点で海上47m。
15階建てのビルに相当するそうだ。
足がすくむという感じ。

次は、船で対岸まで横断する渡船を利用。
大阪市が運営している「千本松渡船」だ。
利用料無料で元日を除く毎日運航している。

私が乗った時は自転車の人が多かった。
出航してから一分も経たずに対岸に到着した。

昭和の雰囲気が漂う在来型の商店街も通過。
全コース中に三カ所を通り抜けた。

住吉大社目前で、歴史を感じさせる建造物が。
日本最古の灯台といわれる「高燈籠(たかとうろう)」。
鎌倉時代に創建されたという。
現在の建物は1974年に移転、復元された。
内部を見学し、上層階の窓から外を眺めた。

燈籠の中のらせん階段を46段上って眺めた景色。
住吉大社の前の住吉公園が広がっていた。

公園を抜けて住吉大社に到着したが、
すぐ鳥居前を右折して南(堺方面)に向かった。

大和川にかかる大和橋を渡って堺市に入る。

旧街道「紀州街道」。歴史を感じさせる建物が増えてきた。

堺の目抜き通りを阪堺電車(ちんちん電車)と並走。
すぐに置き去りにされた。

堺の海辺にある大浜公園の蘇鉄山”登山口”。
あっけなく山頂に到着して、「最低山縦走」は完了。
ゴールの堺市役所に向かった。

手元のGPSでみると、走行距離は19.69km。
時間は3時間9分だった。
名所やチェックポイントで寄り道したうえ、
信号厳守の各駅停車だった。
かなりのスローペースになった。

完走証にあたる「認定証」と水、スナックをもらった。
くじ引きでは大型温浴施設スパワールドの入場券をゲット。
参加費1000円でお得なイベントだった。