18日に沖縄県沖縄市で開かれたおきなわマラソン。
私が出たフルは出走9861人で完走率77.96%。
完走率が70%台にとどまったのは、
評判通りのアップ・ダウン、暑さ、それに加えて…。

大会会場は沖縄市にある県総合運動公園。
スタート前にはいかにも沖縄らしい光景があった。
まず、専用テントまで設置して大挙参加した台湾チーム。
クルーズ船も運航しているという近さ。
お隣さん感覚なのだろう。

会場で、沖縄ならではの有名人を見かけた。
リアル宮古島守る君だ。
中央でツーショットに収まっている
沖縄県各地のマラソンに出場し、人気を集めている。
もちろん、私もツーショットをお願いした。
初めて並んだ守る君は結構、大柄だった。

スタート直前、コースがびっしりと埋まった。

スタート後10km近くまでは海辺の平坦な道。
風も比較的爽やかで快調なペースだった。

ところが、10km近くになると、緩やかな山登り。
世界遺産「勝連城跡」のある山(写真の左)に向かう。
気温は最高21度程度だったが、
日差しが強くて、体感温度はぐんぐん上昇した。

勝連城跡を過ぎると、しばし海岸線も見えた。

また坂道に遭遇。

振り返ってみると、結構長い坂だった。

29km地点近くで、米軍嘉手納空軍基地に入る。
ゲートには「WELCOM TO KADENA AIR BASE」の文字。
「WELCOM」という文字に少し驚く。
米軍基地に入るのは初めてで、興味津々。
そして、少し緊張。

基地と言っても、通ったのは居住ゾーンのようだった。
兵器は見当たらず、穏やかな雰囲気だった。
道幅が広く見晴らしがいいので自然に加速。
陽気な米国人が、
「GOOD JOB」と歓声を上げて応援してくれた。
サンキュー!
基地内を走った距離は3kmほどだった。

ゴールはスタート会場の総合運動公園。
アップダウンの連続と暑さでへばった人が多かったようだ。
◇
沿道の応援も熱かった。
活発な応援、盛り沢山の差し入れだった。

地元高校の大応援団。
地元紙によると、運動部員ら約200人が結集した。
ほかにも、バンド演奏、太鼓、伝統舞踊など鳴り物が目白押し。

沿道の至る所から手が伸びてくる。
手の先には、黒糖、バナナ、カステラ、飴、ヤクルト、
アイスキャンディー、おにぎり、沖縄菓子……。
覚えきれないほど種類が多く、
食べきれないほど量も多い。

沖縄ならではの海ブドウ。

名前は忘れたが、左は沖縄風お菓子。
右はゼリーだった(はず)。
沿道の応援に応え、沢山の差し入れを食べる。
当然。速度は遅くなる。
熱いおもてなしが、完走率低下の一つの要因かもしれない。
でも、沿道の熱気がこの大会の魅力の一つなのは間違いない。
皆さん、どうもありがとうございました。