10月15日(日)
韓国・釜山の「釜山 海マラソン」(ハーフ)に出場した。
釜山は関西空港から空路1時間強。
往復航空運賃約1万8000円。
時差無しで、気候もほとんど変わらない。
比較的気軽に楽しめる海外マラソンだ。
生憎の雨だったが、港町釜山の雰囲気を味わった。

スタート一時間前の朝7時。
本部のテントでは、担当者が必死にパソコンを検索。
受付の対応に追われていた。
海外参加者は事前に電子メールでエントリーし、
当日ここで料金を払うことができる。
参加者は名乗って料金を払い、ゼッケンなどを受け取る。
私も利用した。
受付担当者はエントリー者のリストと照合する手間がかかる。
これまで約150回のマラソンで当日払いは初めて。
自分が登録されているか不安だったが、無事完了した。
ちなみに料金は40000ウオン(約4000円)。
参加賞Tシャツのほか、完走メダルももらえた。

スタートはセンタムシティ。
コンベンションセンターや商業施設などが集中している。
一角では、有名な釜山国際映画祭も開かれていた。
ここから、海岸道路を西に走り、
郊外の松島海水浴場まで向かうワンウェイ。
スタート地点で手荷物を預け、ゴールで受け取る。
雨の中でも、手際良く預かってくれた。

ハーフのほか、10km、5kmなどのコースもある。
全員がいったんは広場に集合。
韓流POPでお馴染みの女子たちが舞台で踊り、
それを真似ながらの準備体操。
ソウルや慶州の大会でも準備体操は同様のスタイルだった。

スタート時間(ハーフは8時)近くなると、
旗を先頭にスタート地点に移動。
隊列を組んだ光景は選手入場の雰囲気。
旗には「ハーフ参加者」と日本語表記もあった。
結構日本人も参加しているのだろう。
このマラソンは2002年、
釜山アジア大会を記念に始まった。
今回は全種目合計で1万5千人程度のようだが、
ハーフはその半分くらいだろうか。
これは全くの推測。

数キロ走ると、すぐに海岸道路に入り、橋になった。
ハーフのコースには三つの大橋が含まれていた。
コースのほとんどが高速道路のような海岸道路。
感覚的には三分の二が橋の上だった。
写真で異様に込み合っているのは、
10kmの部のランナーが右側を歩いていたため。
ハーフの5km地点当たりが10kmのスタートだった。

遠く先まで続く海辺の橋をランナーが”独り占め”。
伸び伸びと走ることができた。

広い道を自由に使って走る。
緑色のTシャツが目立つが、これが参加賞。

橋の両側に広がる海。
天気がよければ、さぞや見ごたえのある景色だっただろう。

エイドでは韓国マラソンお馴染みのチョコパイも。

ぐーっと上って左にカーブ。
迫力ある橋の景色。
先は長いと気を引き締める。

ポーズを決める韓国人のおじさんグループ。
こういう場所に立つと、
記念写真を撮りたくなるのが人情だろう。

残り1kmほどになって橋を離れ、ゴールへ。
いきなり道が狭まる。
人気の少ない海岸道路を走ってきただけに、
出迎え陣の歓声がうれしい。
奥に見える青い塔がゴール。

ゴール後、水、完走メダル、おやつをすぐに渡してくれた。
ここでも「ハーフきねんひん」と日本語表示。
日本語の誘導アナウンスもあった。

スタート地点行きのシャトルバスが大挙待機。
すぐに乗って帰還。
センタムシティに近い観光地、海雲台(ヘウンデ)に宿泊していた。
バスはハーフのコースを戻る。
バスの車窓から、
ゴールを目指して走るランナーの姿が見えた。

もらったおやつをシャトルバスの車中で食べる。
パンが美味しかった。
◇ ◇
センタムシティで手荷物を受け取ると海雲台に移動。、
レイトチェックアウトで確保したホテルの部屋に帰った。
シャワーを浴びて、荷物を整理。
そして、近くの食堂で昼ごはん。
食後は地下鉄で空港に向い、
夜8時過ぎには大阪の自宅に到着した。
日程的には国内遠征並みだった。
◇ ◇
お世話をしてくれた韓国の皆さん、
どうもありがとうございました。
マラソン以外でもまた釜山におじゃましたくなりました。