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4月16日(日)
初夏を思わせる暖かな日曜日、ちょっと足を延ばして神戸に出掛けた。
そして、久しぶりに、中心部の元町商店街をぶらり。
目に入ったのが、「日本最古の加琲店」という看板。
あれ、こんな店あったかな~、と立ち止まり、もちろん店内に足を運んだ。
 
店内の掲示によると、教科書や辞典にも「最古の店」として紹介されているという。
1878(明治11)年、に新聞広告でコーヒーの販売を宣伝。
明治15年に描かれた商店街の木版画では「インド産 加琲(コーヒー)店」として登場。
店の歴史は複数の資料で裏付けられている。
 
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看板メニューの明治復刻コーヒー、麟太郎(480円)。
明治時代と同様に、インド産コーヒー豆を石臼でひく。
麟太郎というネーミングは、神戸開港の立役者の一人、勝海舟(麟太郎)にあやかったという。
石臼ひきなので、少し粉が残っていたが気にならない程度。
マイルドでコクがあり、美味しかった。
 
神戸は明治維新の頃にいち早く開港し、多くの西洋文化の輸入窓口となった。
こんな店で、こんなメニューに出合えるのは、いかにも神戸らしい。
 
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同じ元町商店街には、朝ドラ「べっぴんさん」のモデル、ファミリアの元町本店がある。
店内で創業者を振り返るビデオをしばし鑑賞し、ドラマを思い出してしまった。
 
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元町商店街の南側には、関西最大規模の中華街、南京町が広がる。
実は、人気店の一つで食事をし、腹ごなしに元町商店街を歩いたのだった。
 
家から神戸までは一時間程度。
もっと遊びに行ってもいいのだが…。