
香港・九龍地区のネイザンロード(Nathan Road)。
日本でいえば、
東京・銀座、大阪・御堂筋とでもいえるような繁華街。

商店、飲食店、ホテル、企業などが集積。
地元の人や観光客など多くの人が行き交う。

朝は、路線バスが続々と乗り入れ、
降りた人々が忙しなく職場に向かう。

夜は買い物客や観光客が街歩きを楽しむ。
このメーンストリートが1月17日早朝、
マラソンランナーであふれ返った。
第20回香港国際マラソンのスタート会場だからだ。

辺りがまだ夜の闇に包まれている6時ごろ。
路上で待機するトラックにランナーが手荷物を預ける。

時間が経つにつれ、ランナーの数が増える。

ショッピングセンター入り口が即席の待機所になった。

ネイザンロードの端に並ぶ仮設トイレ(写真右)。
前にランナーが行列。

スタート地点の前に溢れるランナー。
フルマラソンの出場者は7、8千人に達したはず。
既に雨が降り始めていて、多くがポンチョをまとっていた。

傘で雨を避けたり、スマホで風景を撮影したり。
スタート直前はどことなくザワザワした雰囲気。

号砲は6時45分(日本時間7時45分)。
ランナーがスタートゲートを駆けぬける。

雨に濡れた暁の目抜き通りをまっしぐら。
スタート時間が早朝だったのは、
街が目覚める前に抜け出るためだったのだろう。
◇ ◇
こうして、土砂降りの中のマラソンが始まった。
TO BE CONTINUED