
1月21日(月)
有川浩著、幻冬舎文庫。
胸キュン・ラブコメの女王、有川浩ならではの、ほのぼの恋愛小説。
存分に胸キュンを味わって、心の中をリフレッシュした感じ。
ひょんなことで出会った若い男女が静かに、暖かく恋をはぐくんでいく。
橋渡し役を務めたのは道端、あぜ道、川岸などあちこちに咲く野草たちだった。
二人一緒で野草を摘み、野草の料理を食べる中で草食系のロマンスが生まれる。
ただ、ロマンスが膨らめば、ほろ苦い壁にもぶち当たるのが常だ……。
巻頭には野草のカラー写真が並び、巻末には野草料理のレシピも。
ある意味では実用性豊かな一冊でもある。