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7月6日(金)
小雨の中、東京・赤坂のサントリーホールに出かけた。
山下洋輔スペシャル・ビッグバンド・コンサート2012を楽しむため。
実は、生の山下洋輔は初めて。
一度は聞いてみようと何度も思いながら延び延びになっていた。
 
ビッグバンドは自分で少しかじったこともあり、好きなジャンル。
何度もコンサート、ライブに通っている。
カウント・ベイシー、グレン・ミラー、マンハッタン・ジャズ、熱帯ジャズ楽団などがお気に入り。
この日のメンバーにはお気に入りバンドでなじみの顔もあった。
 
山下洋輔バンドは今まで観て、聴いてきたバンドとは違うテイストだった。
これまで楽しんできたビッグバンドは、ジャズ、ラテンなどビッグバンド向けの曲をきっちり演奏する。
ソロも含めたアンサンブルが魅力だ。
各パートが決められた手順通り入れ代わり立ち代わり、あるいは揃って演奏する。
山下洋輔バンドは、きちんと整えられた曲を崩すというか、
平たく言えば勝手気ままなフリージャズが持ち味のようだった。
それはそれで面白かったし、盛り上がった。
山下洋輔というおかしなオヤジの個性なのだろうと思う。
ただ、広いホールの2階席というのはちょっと遠かったし、
ホール自体のかしこまった感じがちょっとズレていた感じ。
ブルーノート東京のようなライブハウスで演奏を浴びるように聞いたら、
もっともっと楽しかったという気がした。
 
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余韻の残るなか、観客がホールを後にする。
改めてその広さに気付いた。
終了後、ロビーでは演奏曲のリストを掲示。
ケータイで写真に残そうとする人たちがパチリ、パチリ。