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5月27日(日)
あのジョージ・クルーニー主演で、アカデミー賞脚色賞受賞の話題作。
仕事にかまけて家族を顧みないまま過ごしていた中年男が妻の事故・死を契機に家族と向き合うお話。
舞台はハワイ。
妻はモーターボートの事故で昏睡状態に陥り、死に至った。
夫は妻を看護しつつ、妻任せにしていた二人の娘と真正面から接し、娘たちとの溝の深さを知る。
さらに、娘から妻の浮気を知らされ衝撃を受ける。
娘たちとの不仲や妻の浮気という事実と格闘する中で男が家族を取り戻すというストーリーだ。
厳しい現実に始まるが、物語が進むにつれやさしさが漂う。
エンディングの場面は微笑ましい。
 
自分の娘たちのことをまるで知らなかった。
娘たちも友人たちも知っていた妻の浮気を知らなかった。
そんな情けない男でもジョージ・クルーニーが演じると渋くて様になっているから憎い。
ハワイののんびり、穏やかなムードが男の直面した現実の厳しさを和らげてくれた。
ニューヨークなど大都市を舞台にしていたら、まったく趣が変わっていたと思う。