公式サイトから借りたフルのコース地図。
中央上のノースヨーク地区を出発し、
海に近い都心部のダウンタウン向けて南進。
やがて海沿いを西に走って左の時計まで進む。
そして、中央の赤い丸のゴールまで戻る。
続編でふれるが、この折り返しが結構、きつかった。
午前7時半、フルの部のランナーがスタート。
まずは大通りを一直線に進む。
広くて青い空に高層ビルが映えていた。
ビル街を過ぎると、下り坂に。
前半は高台の郊外都市から海に近いダウンタウンに向かう。
緩やかなスロープのような道を駆け下りる場面が多かった。
手元のガーミンでは下降が累積171メートル。
一方、高度上昇の累積はわずか69メートルだった。
商店街のような通り。
右の街灯の旗には「UP TOWN YONGE」と書いてあった。
文字通り、UP TOWN⇒DOWN TOWN。
給水エイドでは机の前での手渡しが多かった。
給水は水とゲータレード。
いかにも外国の街を走っている気分。
時折、西洋風の伝統建築に出会う。
海外マラソンの楽しみの一つ。
確か、20km間近の坂道。
遠くにランドマークの高層タワー、CNタワーが見えた。
(写真中央の奥、建物の後ろ)
ダウンタウンが近づいてきたと実感。
給水カップは合成樹脂製。
樹脂製廃棄物の環境問題が叫ばれる中、いいのかな、
と心配になった。
少し前にハーフのランナーと合流し、にぎやかになっていた。
ハーフの部はスタート地点が同じだが、途中をショートカット。
ダウンタウンでは、まず広い公園に入った。
木立の中が気持ちいいい。
高いCNタワーの姿がはっきり見え始めた。
ダウンタウンの繁華街が目前。
観光名所でもある市場の建物の前を通る。
実は前日訪れたばかり。
知った場所を走れてうれしかった。
高層ビルが並び、いかにも大都会。
中央にある茶色の細いビルが気になった。
海辺のゴール地点近く。
まるで凱旋門のような門が立っていた。
既に25km前後は走ったと思う。
ここでハーフのランナーたちとはお別れ。
ハーフはゴールに向けてのラストスパート。
ただ、私にとっては予想外の苦難が待ち構えていた。
……続く……