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ゲーム脳の元二重人格者は何を語るか。

元ネトゲ廃人。元引きこもりニート。元、二重人格者。

人は人生をどう捉えるか。

 

 

一般的には、永続することを前提として

 

 

すべての事柄を考える。

 

 

メメント・モリとは良く言ったものだ。

 

 

人は必ず死ぬ。

 

 

死ぬまでの時間はおよそ80年。

 

 

何も考えずに生きて

 

 

死を考えるまでの時間はどれぐらいか?

 

 

ある人は思春期で。

 

 

ある人は体を壊した時。

 

 

ボクは8歳の時だった。

 

 

飼っていた熱帯魚が死んだ。

 

 

掃除の際に誤ってヒーターのツマミが最大になっていたのだ。

 

 

何も知らず、水槽を元に戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、湯気の立つ水槽が視界に入り

 

 

白くなり動かなくなったソレが浮いていた。

 

 

父、もしくは母だったかもしれないが、死んだのだと教えてくれた。

 

 

死というものを理解していなかったボクは泣きじゃくり

 

 

意味もなくそのヒーターを繰り返し踏みつけ

 

 

誰かを呪った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしその後、ひとつの思考ループに陥る。

 

 

動いていた、好きだったソレが

 

 

ソコから居なくなった。

 

 

では何処へ行くのか。

 

 

死んだら起きることもないし動くこともない、

 

 

目も見えないし音も聞こえない。

 

 

それが永遠に続くという。

 

 

感覚の完全な遮断が永続するその状態を想像して

 

 

ボクは気が狂った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜な夜な妙な夢を見るようになった。

 

 

音もしない真っ暗な状態で体の感覚がない。

 

 

だがその黒の中で何か、大きな丸い黒が脈打つようにどんどん大きくなり

 

 

不安がどんどん膨らんでいき、

 

 

”どう足掻いても、もうすぐ死んでしまう場面に感じるような強烈な不安感”

 

 

”助けを求めるように取り乱し、ジタバタ暴れまわる感覚”

 

 

これが長く続く夢。

 

 

意識が戻ると、大泣きしながら息を切らしている自分に気づく。

 

 

助けを求め、階下の母親の元へ。

 

 

「そんなに泣いてどうしたの?怖い夢でも見たの?」

 

 

と、驚く母。

 

 

そんな記憶。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのような事がしばらく、何度も続き

 

 

あの夢は何なのか、死とはどのようなものなのか

 

 

それを考えるようになった。8歳。

 

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