西暦2308年、2月22日

グラハム「今日という日に限って出動待機になるとは……」

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SE:警報音


グラハム「ん?」

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オペレーター「東京上空、M3922ポイントにガンダムと思われる機影を確認! 繰り返す東京上空M3922ポイントにガンダムと思われる機影を確認! パイロットは直ちに出撃されたし……」

グラハム「ガンダムだと?!」

ビリー「その周辺にある施設といえば……」

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グラハム「っ! 前川みくのライブ会場!」

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ビリー「馬鹿な? 川島さんも含め大勢の民間人しかいないのに?!」

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グラハム「カタギリ、フラッグを出せるか?」

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グラハム「グラハム機、先攻する!」

ビリー「単独出撃なんて無茶だ!」

グラハム「そんな道理……。私の無理でこじ開ける!」

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ーーーーー東京・ライブ会場



ネーナ「アハハ! 私をアイドルにできないプロダクションなんてなくなっちゃえばいいのよ! 消えちゃいなよキワモノアイドル!」

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前川みく「にゃあぁぁぁ!」

沙慈「前川さん!」

ルイス「みくちゃん!」

ヨハン「GNメガランチャー!」

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ネーナ「ちょっと?! ヨハ兄?!」

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神崎蘭子「我が友よ……。彼の者はそなたと同じ血を持つ同胞であろう?」
(プロデューサーさん、あの人プロデューサーさんの妹なんですよね?)

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ヨハン「だからこそだ! 身内の恥をこれ以上晒せるか!」

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ミハエル「そういうこった! 行けよ!」

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諸星きらり「ハピハピ☆」

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ミハエル「ファング!」

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ミハエル「って、なんでお前コックピットの中にいるんだよ?!」

きらり「きらりはいつでもPちゃんと一緒だにぃ☆」

ミハエル(コイツ……。震えてんじゃねぇか……。ったく!)

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ミハエル「バカ野郎!」

きらり「!?」

ミハエル「ネーナ相手にビビってんじゃねぇ! いつものアレやるぞ!」

きらり「……うん!」

ミハエル「ミハエル・トリニティ!」

きらり「諸星きらり!」

ミハエル&きらり「エクスターミネート!」

ヨハン「む? 接近する機影……。このスピードは?」

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グラハム「やはり新型か!」

ネーナ「なんなのよコイツ!」

グラハム「敢えて言わせてもらおう。グラハム・エーカーであると!」

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ロックオン「あの時のしつこいフラッグ?!」

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ネーナ「こんなキワモノのどこがいいわけ? 頭おかしいんじゃない?」

グラハム「なぜだと? 私は彼女に心を釘付けにされた……。この気持ち、まさしく愛だ! だから私は君を倒し彼女を護る! 己の意思で!」

ミハエル「ネーナの奴、さっさと押さえつけようぜ兄貴?」

ヨハン「待て」

ミハエル「なんでだよ?」

ヨハン「あのフラッグに変に手を出さない方がいい。関わったらロクなことにならない気がする……」

ミハエル「あー……。確かに」


みく(ハムにゃん……)

川島瑞樹「3人とも、今のうちに早く避難して」

沙慈「川島さん……。川島さんも逃げなきゃ!」

ルイス「そうですよ! 川島さんに比べたら私なんてまだまだなアイドルなのに……」

みく「川島さんは怖くないの? こんなことになって……」

川島さん「こういう時だからこそ、大人は最後に逃げなくちゃいけないのよ。それに……」

沙慈「それに?」

川島さん「私にはわかるわ。勝つのはフラッグの方だって」





ネーナ「もうホントしつこい!」

グラハム「私のしつこさは部隊でも折り紙つきでね」

ヨハン「やるな……」

グラハム「どれ程の性能差があろうとも今日の私は……」

「阿修羅すら凌駕する存在だ!」

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ネーナ「覚えてろよおぉぉ!」

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沙慈「ライブ会場……。折角のバースデーライブだったのにメチャクチャだよ……」

みく「また来年あるにゃ。来年のライブまでたっぷりレッスンするにゃ! だから……。落ち込まないでPチャン!」

ルイス(みくちゃん……。本当はみくちゃんの方が辛いはずなのに……)

グラハム「待ちたまえ」

3人「え?」

グラハム「ライブステージなら私のフラッグがなろう。一曲頼めるかな?」

沙慈「あの……。いいんですか? モビルスーツをそんな風に使って?」

グラハム「何、少女の夢すら護れぬような軟弱な機体ではないさ。どうする? 後は君達次第だ」

沙慈「それは……」

みく「やる……」

沙慈「え?」

みく「やってやるにゃ! みくはアイドルだもん! どんな場所でだってファンのみんなを笑顔にするのがみくの仕事にゃ!」

ルイス「私にも手伝わせて。みんなの笑顔、失いたくないから!」

きらり「きらりもこのまま終わりたくないにぃ!」

川島さん「沙慈君。こうなったら、覚悟を決めなさい。お姉さん不完全燃焼で終わるの嫌いなの」

沙慈「川島さん……。分かりました! 皆さん申し訳ありませんがライブの準備お願いします!」

ロックオン「オーライ! バッチリ撮影してやるよ!」

ティエリア「僕もヴェーダでバックアップしよう。フラッグの外部スピーカーを音響機材の代わりにできるはずだ」

イアン「その前にフラッグを飛行形態に戻さないとな」

蘭子「漆黒の翼を駆る戦士よ! 我が魂と共に飛ぶがよい!」
(フラッグのパイロットさん! よろしくお願いします!)

グラハム「心得た!」

アレルヤ「僕は刹那と壊れたセットの片付けに回るよ」

刹那「了解」

ルイス「みんな! 顔を上げて!」

みく「みく達のライブでどんな不安や絶望だって追い返してやるにゃあ!」

川島さん「ファンのみんな! 行くわよぉ!」









ナレーション<争いの跡地で行われたライブは噂が噂を呼び、大勢の観客が荒れた地へとその足を運んだ。モビルスーツの上で舞うアイドル達の姿はしばしの間、人々の心を掴んで離さなかったという。








ビリー「まったく、君は破天荒にも程があるよ。フラッグをアイドルのライブステージの代わりに使うなんて……」

グラハム「熟知している。おかげで山のように始末書を書かされた。だが私は後悔していない」

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ビリー「そうかい……。今後は絶対に川島さんに頭下げさせるような真似させないでくれよ?」

グラハム「分かった。ところで……」

ビリー「なんだい? グラハム」

グラハム「あのライブ、君の目にはどう映ったかな?」

ビリー「そうだね。僕は川島さん以外には興味なかったけど、君が前川みくって子にメロメロになる理由がなんとなく分かった気がするよ」

グラハム「そうか……」

ビリー「僕は失礼するよグラハム。君と違って僕は良い意味で忙しいから」

グラハム「やれやれ。痛いことを言ってくれる……。では、私も行くか。軍人の職務を全うするとしよう」

グラハム(前川みく。君が笑顔でいられる世界を失いたくはないからな)

ーーーーーグラハムは前川みくとツーショットで写った画像をほんの少しの間見て、部屋を後にした。
































































ナレーション<その頃、ライブをメチャクチャにしたネーナはというと。

棟方愛美「どっちのお山から登ろうかなぁ? 左かなぁ? 右かなぁ? それとも、両方かぁぁぁぁ!」

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ネーナ「ちょっ! まっ! 胸! 胸を揉むなぁぁぁぁぁ!」

ナレーション<罰としてメチャクチャ胸を揉まれていた。