はい、みんな大好きなワードであろう『ロールセンター』。このロールセンターは、サスペンションの様々なジオメトリーから成るものですが、今回は単純にロアアームの取付高さ、つまりサスマウントの高さの変更によるロールセンターの変更です。

GALMアンチ+ハイマウント号は、TCサスマウントを使用して前側スペーサーなし、後側2ミリスペーサーとして逆スキッドを付けてました。

スパーギヤが左側に来るいわゆる反トルク仕様なのですが、反動トルクの作用方向から『逆スキッドいらなくね？』って思いました。

逆スキッドが付いているとアクセルONでリヤタイヤを押し下げる方向に作用するのでリヤタイヤのグリップは上がる方向なのですが、反トルク仕様だと・・・。

まぁ、ここでの深掘りはしませんが、この考え方は正解だった様で、今までトラクション不足に悩んでいたハイマウント号のアクセルを入れた時の車速の上がり方が明らかに速くなりましたね。

あっ、ここまではロールセンターとは関係ない話でしたね。

ここからが本題。

結果から。これがハイマウント号の現状です。サスマウント下のスペーサーは3ミリ。今までは逆スキッドをなくした状態では前後共に1ミリスペーサーでした。よって2ミリ上げたことになります。

ハイマウントの高い重心高を低めのロールセンターと組合せて積極的にロールグリップを稼ごうとしてましたが、現状のハイマウント号にはやり過ぎていたようで、ロールオーバーが出ている感じでした。

結果的には、

・逆スキッドなし。

・ロールセンターちょい上げ。

この2点を施すことで、今まで圧倒的なアドバンテージを持っていたリヤマウント号に肉薄するところまで来ました。

ここまで来れば、『もっとパワー上げられる？』って思っちゃうので、15.5Tから13.5T，10.5Tも再考したいと思います。

【GALM】ロールセンター【ハイマウント】