4回目の抗がん剤治療の後の診察
父が母の付添いで一緒に病院へ行きました。
先生から、
まだ手術が出来る段階までガンが小さくなっていません。
今、手術をしても大腸もかなり取る事になり
ストーマを着ける事になります。
ですからもう少し抗がん剤治療を頑張りましょう。
この事を聞いた父がショックだったようで、
かなり落ち込んでいました。
確かに父の気持ちも分かる。
でも、わたしは今の父には不満がある。
父は卵巣がんの事、母の未来の事を知るのがこわいと言って、
もうその段階はいいんじゃないだろうか。
手術をする事が長く生きる手段ならば、
そういう気持ちでいなければ
母は安心して闘えないと思う。
一番近くにいる父はとても辛いだろう。
父、兄、そしてわたしは何と闘っているのか?
それは不安という自分の想像だと思う。
母は?
不安と抗がん剤治療と自分の命。
わたし達は母にはなれない
だから母の本当の辛さは分からないんだよ。
だから家族はもっと大きく構えていてあげないと駄目なんだ。
もちろん泣きたい時、
だらしないくらい泣けばいい。
卵巣がんの手術の事、術後の事をもっと知って、
想定できる範囲を広げて。
気持ちが対応出来るように。
わたしは学生の頃、両親には何度も迷惑をかけました。
「それでもこの子は自分の子供だから、親馬鹿です。」
そんな風にいってくれたのを覚えています。
すごく嬉しかったし、なにより安心できた。
そういう気持ちで母を支えていこうよ。
どんな事があっても家族がいるから大丈夫って。
あなたが呼べば、わたしはいつでも東京に帰ります。
でもね父さん、
無理はしないでほしい。
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