⑪未熟奇形腫って…?
●2016年7月下旬未熟奇形腫の疑いを告げられてから、今度はそればかりを調べるようになった。この病気についての詳細はまた別の記事に改めて記そうと思うので、ここでは割愛するが、簡単にまとめると以下。・悪性卵巣胚細胞腫瘍の一種・若年層(~20歳代)に好発する・未熟な胎児成分を含む奇形腫・未熟な神経上皮組織の量によって悪性度が3段階に分類され、Grade1とGrade2は境界悪性、Grade3は悪性とされているこの未熟奇形腫含む悪性胚細胞腫瘍というのは、腫瘍進展が早いらしく、なかなか嫌な病気だなという印象を受けた。“化学療法がよく効くため、現在ではほとんどの人が治癒するようになった”という情報に少しほっとするものの、あくまで“ほとんどの人”であって“全員”ではないわけで、決して楽観視できるものではない、とここでも最悪の想定を発動。また、悪性の奇形腫には「成熟嚢胞性奇形腫(良性)の悪性転化」というものもあるとのこと。こちらの好発年齢は35歳以上(中央値55歳)とのことだが、20代での発症も稀ながら毎年数例は報告されているらしい。ので、このパターンも想定しておくことにした。さらに、あまりにも長い間明細胞腺癌だと信じきっていたため、この期に及んでまだその線を捨て去ることができず、奇形腫と明細胞腺癌(含む上皮性癌)の合併の例があるかも調べた。なくはないようだった。……うーん……可能性が無限大すぎて絞り込めないよぉ……(´ρ`)その道のプロ(産婦人科医&放射線科医)が未熟奇形腫だと言っているのに、どこまでも疑り深い私であった。