10/4 にToshIさんがNHKのうたコン出演、久しぶりでしたね。

由紀さおりさん出演に、反応した方々もいました。

由紀さんと聞けば、NHKの「ふたりのビッグショー」での共演が思い起こされます。

 

この番組がBSプレミアムで、毎週火曜日の21時から再放送されていますね。

前期には早朝の地上波放映だったのが、10月からはBSでゴールデンタイム放映になりました。

これって反響が有ったからゴールデンに移ったという事ですか?

全部ではなくピックアップしたものですので、好評だった回を選んでいるのでしょうか。

由紀さんは前期で既にお姉様の安田祥子さんとの回で、放送済でした。

それを知って他の由紀さんの回は、もう再放送のチャンスが薄いのかなと思いました。

でも複数回登場の方もいたので、NHKに由紀さんToshIさん回のリクエストをしてしまいました(祈

 

 

私は近年ToshIさんの歌を聞き出したので、リアルタイムでは聴いていませんが、お勧め動画に上がってきて視聴しました。

ToshIさんのその頃のソロ活動での歌声を、初めて聴いたのがその動画だったかもしれません。

いきなり始まった「夜明けのスキャット」の美しさに驚きました。

ToshIさんの歌い出しの「ラララ」で驚き、「愛し合うその時に」でゾクゾクしました。

由紀さんがスキャットメインでデビューしたのは、声そのものが価値ある美しさからでしょう。

ToshIさんの歌声の第一声から、それまで誰からも聴いたことの無い美声だと感じました。

絶世の美人が目立たない様に、薄化粧にしておくのだけど隠せない艶やかさ、みたいな歌声。

ふたりの他の曲も、大変美しい歌唱でした。

 

 

2016年?のabemaでしょうか、Toshl さんの声質を分析した番組が有ったのですね。

周波数の数値が通常は8000Hz位までなのが、15000Hz位有って凄いという結果でした。

音色は風に木の葉がそよいだり打ち寄せる波の音のような、自然音に近いと解説されたようですね。

天籟という言葉を、一連の動画のコメントで知りました。

自然の発する音、という意味でまさしく。

番組では倍音についての解説はあったのでしょうか?

 

倍音について、尺八演奏家の中村明一さんの文章を読みました。

音色を形作るのは、その音の倍音の構成に依る訳ですが、倍音には「整数次倍音」と「非整数次倍音」が有るそうです。

整数次の方は基本の音から規則的に倍になる周波数で、非整数次の方は不規則な周波数を持つ音で、弦がどこかに触ってビリビリとしたような音にたとえられます。

非整数次倍音が多いと、カサカサした風のような音になるそうです。

つまりToshIさんの声は、非整数次倍音が多い、と言えそうですね。

 

ToshIさんの歌声が美空ひばりさんに似ているという事を、時々目にします。

中村さんは以下のように書いていました。

「整数次と非整数次、ともに群を抜いて多いのが、美空ひばりである。

この人は1曲のなかで整数次と非整数次を絶妙に使い分けることができる、まれな人であった。」

中村さんが歌手を整数次派と非整数次派に分けた表では、美空ひばりさんは整数次派になっていました。

ToshIさんの音の波形を見ると、やはり非整数次が多いように見えます。

似て聞こえる場合が有るのは、倍音の多さと出方のタイミングからなのでしょう。

 

人はどんな「音」や「声」に魅了されるのか | 時事オピニオン | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス 私たち日本人は「鈴虫」の声を心地よく思ったり、その声に癒やされたりするが、西欧人にとってはただの騒音にしか聞こえないという。同じ音を一方は心地よいと感じ、もう一方では不快だと感じる。その違いはどこからくるのだろうか。また、なぜある人の発する声に魅了されるのか。なぜ言葉で気持ちが伝えられるのか。いまだ誰も、その問いに対する明確な答えを出せずにいる。しかし、音…リンクimidas.jp

 

 

2012年にNHKクローズアップ現代で、由紀さんの声質分析が有った事も知りました。

周波数はToshIさんと同等以上で、Formantという強調部分が通常よりも多くて迫力が有るそうです。

倍音の波形は整数次倍音が多いような?

 

整数次倍音と非整数次倍音のシンガーの相性は、CHAGE and ASKAの組み合わせがそうです。

由紀さんとの又のデュエットをと、願うむきは少なく無いのではと思います。

 

 

 

うたコンでは由紀さんToshIさん柿澤勇人さんの並びが、目に飛び込んできました。

 

25年前の「ふたりのビッグショー」の事が語られ、貴重映像として「夜明けのスキャット」等が流されました。

 

 

由紀さんToshIさん関連の抜粋で書き起こしです。

赤木野々花アナ:由紀さんとToshIさんですけど、実は25年前に共演されていらっしゃるんですね。その時の貴重な映像がございます、こちらです。

 

由紀さおり:見せて頂けるの?あらっ、あら〜。

 

♪夜明けのスキャット ♪IN MY LIFE

 

由紀:懐かしい。

 

谷原章介:素敵なデュエットですけど、実はToshIさんこのステージ忘れられないそうですね。

 

ToshI:そうですね、とっても緊張したんですけど、やはり由紀さんの美しい歌声をすぐ隣で聞かせて頂いて、歌の真髄みたいなものに触れさせて頂いて、本当に僕の今の基本となっております。

 

由紀:恐れ入ります、ありがとうございます。

 

ToshI:とんでもございません、ありがとうございます。

 

谷原:当時の事覚えていらっしゃいますか?

 

由紀:ソロになって間も無かった頃ですよね?いいお声ハイトーンが又綺麗なの、今も変わらずいいお声ですけども、又こうしてご一緒出来て嬉しいです。ありがとうございます。

 

ToshI:僕も嬉しいです、ありがとうございます。

 

谷原:又デュエットご披露頂きたいと思いますけどね。


(柿澤さんからの告白タイム?後、♪難破船 歌唱)

 

 

 

ふたりのビッグショーでは、イヤモニは付けていたのでしょうか。

由紀さんの美しい歌声をすぐ隣で聞かせて頂いてと言うのは、直に隣で聞いたという事なのでしょうか。

1997年のX JAPANのライブでは、イヤモニを付けていたかと思います。

唱歌やバラードだったから、イヤモニは無くてもよかったのでしょうか。

 

 

どちらにしろToshIさんがラブコールをして共演が叶い、歌の真髄に触れてしまったのですね。

その後のToshIさんの人生に影響が有った共演で、今に至るまでそれは続いているとは!

 

 

 

うたコンで流れたふたりのビッグショーの映像をYouTubeと見比べると、うたコンの方が画質が上がっています。

今回の再放送番組は、リストアされているとの事です。

高画質映像だったのはもしかして、再放送候補?

リクエストが叶うなら、嬉しいのですが。