6日に急性心筋梗塞(こうそく)のため、76歳で亡くなった、作曲家の遠藤実さん。東京都杉並区の自宅には同日午後、悲報を聞いた音楽関係者らが次々と弔問に訪れ、生涯に5000曲以上の作品を手掛けた昭和歌謡界の巨星の死を悼んだ。


 遠藤さんの内弟子だった歌手の千昌夫さんは、5日夜、容体急変の知らせを受けて駆けつけ、その最期まで立ち会ったという。報道陣に対し、「17歳で何もわからなかった田舎者をここまで育ててくれた。これからも先生の歌を歌い続けるだけです。『星影のワルツ』『北国の春』など本当に素晴らしい曲をいただき、『素晴らしい人生をありがとうございました』とさよならを言いました」と、とぎれとぎれに語った。

 「高校三年生」でデビューした舟木一夫さんは、焼香を終えて出てくると「お疲れ様でしたと、それだけを伝えました。思い出がいっぱいありすぎて」と衝撃を受けた様子。「高校三年生」に関しては、「(この曲が)遺産になり、今まで以上に、歌うと思い入れが入ってしまうでしょう。『舟木一夫』という、先生が大切にしていた名前ももらいました。恩返しなんかしきれません」と、涙をこらえるように話した。

 アグネス・チャンさんも「遺体のお顔を見た時『教えてもらったことをこれから実行します』と伝えた。頂いた曲を先生の前で歌った際、一生懸命指揮をしてくれたことを思いだした」と涙ながらに語っていた。
6日に急性心筋梗塞(こうそく)のため、76歳で亡くなった、作曲家の遠藤実さん。東京都杉並区の自宅には同日午後、悲報を聞いた音楽関係者らが次々と弔問に訪れ、生涯に5000曲以上の作品を手掛けた昭和歌謡界の巨星の死を悼んだ。


 遠藤さんの内弟子だった歌手の千昌夫さんは、5日夜、容体急変の知らせを受けて駆けつけ、その最期まで立ち会ったという。報道陣に対し、「17歳で何もわからなかった田舎者をここまで育ててくれた。これからも先生の歌を歌い続けるだけです。『星影のワルツ』『北国の春』など本当に素晴らしい曲をいただき、『素晴らしい人生をありがとうございました』とさよならを言いました」と、とぎれとぎれに語った。

 「高校三年生」でデビューした舟木一夫さんは、焼香を終えて出てくると「お疲れ様でしたと、それだけを伝えました。思い出がいっぱいありすぎて」と衝撃を受けた様子。「高校三年生」に関しては、「(この曲が)遺産になり、今まで以上に、歌うと思い入れが入ってしまうでしょう。『舟木一夫』という、先生が大切にしていた名前ももらいました。恩返しなんかしきれません」と、涙をこらえるように話した。

 アグネス・チャンさんも「遺体のお顔を見た時『教えてもらったことをこれから実行します』と伝えた。頂いた曲を先生の前で歌った際、一生懸命指揮をしてくれたことを思いだした」と涙ながらに語っていた。