日々の多忙により、久しぶりの更新になります。
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あれから一週間、
親友と連絡が取れることはなかった。
学校にも行っていない。
絶対におかしい。
私は彼女の家に行った。
家には誰も居なかったが
私が携帯を鳴らすと、
微かに携帯の鳴る音が聞こえた。
親に聞いても、
「もう美波とは連絡取りたくないって言ってる。」
の一点張りだった。
そんな事絶対に無い。
それだけは自信があった。
私は、毎日のように警察へ行ったり
彼女の家の前に何回も行った。
同じ中学の先輩や後輩達も
一緒に探してくれた。
一ヶ月が経とうとしていた。
誰も何もわからなかった。
その日私は、自分の家の中も隈無く探した。
少しでも何か手がかりがあれば・・・
物置の上にあった母の日記を見つけた。
少しでも手がかりになれば良い、
そう思って軽く中を覗いてみた。
◯月◯日
ついにこの日が来た。兄(親友の父)
と◯◯さん(親友の母)と母(祖母)で
△△(親友)を縄で縛り付ける。
必死に抵抗されるが、口にガムテープを巻き付け
大人四人で何とかすることができた。
その後は車に乗せて、兄と◯◯さんで
施設まで連れて行った。
◯月◯日
美波が、△△(親友)が居ない事に気づく。
家にいるみたいだよと言っても
かなり疑っている。
どこまで隠しきれるかわからないが、
△△が居なくなった事で
真面目な美波になって欲しい。
涙が溢れ出た。
泣きながら
私はそこに崩れ落ちた。
怒りよりも、悲しみよりも、
親友を守れなかった自分に失望していた。
私は、この日から
もう誰も信じないと心に決めた。
絶対に許さない。
私なんて、いつ死んだっていい。
有名になって、強くなって
必ず見つけ出してみせる。
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生まれて初めて
大切な人を何人も失った日でした。
悔しくて、悲しくて
私はすっかり心を閉ざしていました。
そして、この日を境目に
私の転落人生が始まるのです。