意外にも熟睡でき、すっきりした手術の日の朝。

手術は午後からなので、午前中はゆっくりできました。

ベッドの上で、座るヨガのアーサナをして、ちょっとだけ瞑想。

本を読んだり、ストレッチしたり。

昨日の夕食は流動食(おもゆ、練り梅、だし汁(?)、牛乳、オレンジジュース)で、今朝から絶食。
脚の手術のときは、前日の夜から絶食だったけど、今回は今朝からなので、空腹感もそれほどなかったです。

下剤でトイレに頻繁に行くのはつらかったけど、最後に浣腸したらスッキリひらめき電球

浣腸が一番つらかったという人も中にはいるけれだ、ほんのちょっとおなかが痛くなるだけでスッキリするから、私はそんなにつらくはなかったです。

11時ごろになって病衣に着替え、左手の甲に、貼る麻酔をしました。
左手の甲に針を刺して、麻酔や点滴をするため、痛くならないように、透明のシールみたいなものを張りました。

本当にこんなもので痛みが抑えられるのだろうかと思っていたけど、これがすごいのです目

手術は12時半ぐらいの予定ということで、12時前にダンナさんが来ました。

その後、麻酔の先生と手術担当の看護師さんが迎えに来て、歩いて上の階の手術室まで歩いていきました。

今までは点滴しながら、ストレッチャーで寝た姿勢で運ばれていたので、こんなにゆっくり周りを見渡せるのは初めて。
「すごいですね~!」と感激しながらやや興奮気味に手術室に入りました。

手術室はクラシック音楽が流れていて、明るい部屋でした。

私は脚の手術のときに、腰からの麻酔(硬膜外麻酔)でひどい頭痛と吐き気が起きたことがあったため、今回は全身麻酔のみ。

以前は、腹腔鏡でも硬膜外麻酔を併用することがほとんどだったそうですが、最近は全身麻酔だけでも問題ないそうです。

手術台に仰向けになり、手術衣に着替え、腕だけ出して点滴が始まります。
ここで、透明シールの麻酔が大活躍アップ
針を刺しても、ほとんど痛みがないのです目
思わず「わっ、痛くない!!」というと、「そうでしょ。すごいでしょ~」と麻酔の先生。

指・胸・脚に装置を取り付け(血圧や心電図など)ました。

それから口に酸素マスクをかぶせ、しばらく普通に呼吸。

もうすぐ麻酔かと思うと、急にドキドキし始めました。
執刀医の先生が「緊張しているね~。チアリーダーで上に上がるときもこんな感じかな?」って。
「うん、うん」とマスク越しにうなずいているうちに、意識がなくなっていました。

いきなり、パチっと目が覚めたのです目
「終わりましたからね~」という声を聞いて、手術が終わったことを知りました。
気管に入っている管を抜いて、酸素マスク。

特に苦しくもなく呼吸ができたので、酸素マスクを外し、点滴をしたままベッドで病棟へ帰りました。
最初は声が出にくくなっていたけど、特に喉も痛くはなかったし、しばらくたって声も出るようになりました。

ダンナさんは、その間、手術の説明と、内容物を見せてもらったようで、「気持ち悪かった」といっていました。

やはり、私の卵巣の内容物は、髪の毛と歯とどろっとした脂。
こんなものが入っていたなんて。。。気持ち悪いけど、不思議。

私の場合は、子宮内膜症も合併していたそうで、それも一緒に焼いてもらいました。

手術時間は61分。
卵巣嚢腫のみなら50分前後だそうです。

病室に戻って、ダンナさんと少し話して、そのままダンナさんは帰りました。

痛みはそれほどなかったので「まだ麻酔が効いているのですか?」と看護師さんに聞くと、「もう麻酔は切れていますからそれ以上痛くはならないですよ。」と。

開腹だったらもっと痛かっただろうと思いますが、腹腔鏡はこんなもんです。

脚の手術のときは、痛みが激しくて悶絶していたので、びっくりですね。


たびたび看護師さんが来られ、翌朝までぐっすりとは眠れませんでしたが、痛みが少ないのがよかったです。

術後、点滴5本して終わりました。

こんなに痛みの少ない手術、初めてでした音譜