息子たっくんがお世話になった療育センターで、年に数回、保護者のための学習会があります。
今回のテーマは「成人期に向けて大切にしたいこと」
今日の話を聞いて、自分のことにものすごく当てはまっていて、やっぱり私もそうだったのかと感じました。
私は学習面では遅れがなかったし、当時は「発達障害」や「自閉症」や「ADHD」を知っている人がほとんどいませんでした。
今のように情報のない世の中、両親はこの「変わり者」の私に手を焼いていたのです。
苦労をかけたと思います。
今では感謝の思いでいっぱいですが、当時はひどいいじめに遭い、自分を卑下するようになり、そんな娘をまた両親も情けなく、悲しく思っていたのが思い出されます。
社会人になってもいじめられ、解雇されたことも数多くあります。
私なりに一生懸命がんばっても、それは会社では通用しません。
丁寧なのはいいですが、スピードが要求される世の中、なかなか合う仕事にめぐり合いませんでした。
対人恐怖症になり、人が信じられなくなり、いつもオドオドしていました。
鬱になりやすく、体の調子も悪かったです。
何度も自殺しようと思っていました。
いじめのフラッシュバックが苦しくてたまりませんでした。
でも、こんなにどうしようもない私でも、ここまでこれました。
今日、数人のお母さん方とお話して、私の子育てがそんなに悪くないというのがわかりました。
子供たちは私とよく似ているところがあります。
だからわかってやれるのです。
一緒に笑って、泣いて、怒って、感動して、大好きな子供たちと共に生きています。
子供たちのお陰でどんなに私が成長できたかわかりません。
今でもときどきあるフラッシュバックに苦しむことがあります。
でも、そんな自分も認めることができ始めています。
今やっと、です。
親である私がこんなに時間がかかったのですもの、子供たちが時間がかかるのは当たり前です。
ゆっくり、ゆっくり、一緒に歩んで行こうと思います。
ダメな自分だったからできたこと、何が幸いするか、人生はわかりません。
いつも「ありがとう」と「大好き」の言葉、何度も何度も子供たちに話します。
そして、小さなことでもたくさん褒めます。
子供たちは本当に宝物ですね