ゆいたんは私の小さいころとは少し違い、気性が荒く、あまのじゃく。
そのため、たっくんよりも扱いが難しいことがあります。
私やたっくんは素直で正直なので、感情のコントロールはできなくても、いっていることは本音。
わかりやすいです。
でもゆいたんは、心と裏腹なことをいうので、時々理解できないことがあるんです。
昨日お迎えのとき、「ゆいたんの好きなみかんがあるよ~」と話しました。
するとそれまでご機嫌だったゆいたんが急に「え~」と不機嫌そうにいうのです。
ゆいたんは普段みかんが大好きです。だから「あれ?」と思ったのです。
もしかしたら急にみかんが嫌いになったのかな~?と思ってゆいたんに聞くとキレてしまいました。
なぜキレたのか。あとになってわかりました。
少しゆいたんが落ち着いてから聞いてみました。
「ゆいたん、もしかして、いつもそういうかな?」
「うん、いってる。」
実は「口癖」で「え~」というらしいのです。
そういえば最近、何をいっても、たとえゆいたんがすごく好きなことをいっても必ず不機嫌そうに「え~」というのを思い出しました。
私はそのまま「嫌なのかな~?」と受け取ってしまいました。
私が理解してくれなかったのが嫌だったそうです。
でも、その口癖、あまり聞こえがよくないです。多分知らない人が聞くと、嫌がっているようにしか聞こえない言い方。
ただでさえあまのじゃくで損をしやすいので、ここは工夫したほうがお互いにラクになるかも。
そう考えて、ちょっと提案。
たっくんに「みかんがあるよ~」といってもらい、私が「え~」といってみました。
「どう、みかんが食べたそうに聞こえる?それとも嫌がっているように聞こえる?」
ゆいたん「嫌がってるみたい」
「じゃあ、これは?」といって今度は同じ「え~」でも機嫌いいトーンで「え~」
ゆいたん「みかん食べたそうに聞こえる!」
ゆいたん、ちょっと言い方を変えたら、わかりやすいよ。やってみない?
そこは素直なゆいたんになって「うん、やってみる!」
「じゃあ、いってみて」
「え~うれしい~」ゆいたん、「うれしい」までつけました。
「すご~い、上手にできたねその言い方だったら、ママもとっても嬉しくなるよ
」
日本語って難しい。言い方やトーンひとつで全く印象が違うのだから。
でも使い方で、どんどん楽しくなる。
協力してくれたたっくん、やっぱりお兄ちゃんだ。
「ゆいたんは本当はみかんが好きなんだよ。」
大丈夫、大丈夫とゆいたんの頭をよしよししてくれた。
ゆいたんはぎゅっとたっくんに抱きついていました。
普段はよくゆいたんにいたずらをしたり、いじめることもあるけど、やさしいところもあるじゃない
成長したね~たっくん、ママは嬉しいよ。
「ありがとうね~」そういって二人を抱きしめました。
「ママ、あったか~い」二人ともにこにこです
ちょっとずつだけど、たっくんもゆいたんも、そして私も成長しているんだろうな~