学科Ⅱ環境 遮音・吸音・音響関連
■防音壁、障壁 ・・・高周波の遮断に有効
■ラウドネス曲線・・・音圧レベルが低いところは聞き取りにくい周波数
(音を大きくしないと聞こえない)
→ 低い周波数の感度が悪い(鈍感)
→ 4KHz付近の音が最も大きく感じる。
3000~4000Hz付近の音の感度が良い(敏感)
■マスキング効果 ・・・→ 低い周波数でも生じる
→ 同じ周波数ではより顕著に現れる
■騒音レベル(A特性)・・・人間が聴覚可能な範囲の周波数に重みづけをしたもの。
→ 人間の感覚にあわせて低周波の音を小さく感じるよう 補正されている
→ 同じ音圧でも周波数が変われば感じ方が異なってきます
→ 人間は低音域が鈍感だから低く設定されている
■透過損失・・・透過損失の値が大きいほど遮音性能が良い
→ 透過率の逆数をdBで表したもの
→ 質量(面密度)が大きい程、大きくなる(良い)
→ 単層壁の透過損失は音が壁体に垂直入射する方が大きい(良い)
→ 一般に高い周波数の方が透過損失が大きい(良い)
■遮音・・・音を透過させない事(反射+壁吸収)
■質量則・・・ 面密度(単位面積あたりの質量)が大きいほど、
音の透過損失が大きくなるという法則
→ 周波数 面密度×入射音の積で質量則をもとめる。
→ 面密度 2倍になると→透過損失は6dB上がる
→ 壁厚 質量則を用いて予測した単層壁の透過損失は
実測値に比べて大きくなる
■コインシデンス効果 → 単層壁の遮音性能がある周波数で低下すること
質量則では重いと遮音効果があると定義されているが、
コインシデンス効果は厚さが増せば低周波で発生する。
■中空二重壁 → 中高音OK 低音ダメ
→ ボード直張りG.L工法も二重壁と同じ(低音ダメ)
→ 石膏ボードのコインシデンス効果の現れる高音域で
遮音性能が低下する
→ 石膏ボードを剛体に取付ける場合、
背後に空気層を設けると低音の吸音がよい。
→ 中空層を厚くすると低周波で共鳴透過してしまう。
→ 複層ガラスも同じ現象が起きる
500HZあたりの低音ダメ
●中空二重壁の吸音
→ 板状材料(合板・フレキシブルボード)は低音域の吸音がよい
→ 孔あき板(背後空気が共鳴し音を吸収)は
背後の空気層が厚いと低音域の吸収がよい
→ 孔あき板の背後に多孔質材を入れる場合は密着させるほうがよい
→ 開口率(穴の大きさ)が大きければ高音域をよく吸収する
■サンドイッチパネル
→ 発泡樹脂ウレタン(例外で中高音ダメ)
→ 多孔質材グラスウール(例外で全周波数OK)
→ 多孔質材の背後に空気層も設けると低音域の吸収率が高くなる。
→ 多孔質材はクロス貼りや板状材料・通気性の低い材料で
被覆すると高音ダメ
■ガラス → 複層ガラスの特徴
・断熱は良い。遮音は良くないが若干向上する
・500Hzあたりの中音域で透過損失低下
・同じ厚みの単層ガラスと比べ500Hzの中音域で共鳴透過を起こす
→ 単板ガラスの特徴
・6mmガラスは3mmに比べ全周波数で遮音性能が高いとは限らない
・ガラスの厚さが増すと透過損失が高くなるが
コインシデンス効果が中音域でおこる
→ 防音合わせガラスの特徴
・中間膜で振動を吸収。
・コインシデンス効果の遮音性能の低下を解消できる
→ 二重サッシの特徴
・遮音、断熱どちらもよい。
・サッシの間隔が3㎝まで断熱性が向上する
・サッシの間隔が広い程、遮音性がよくなる
・吸音率は入射する周波数によって異なる