仕事3つ掛け持ち
私、事務員ってやったことがなかったんです。どちらかと言うとクリエイター系の仕事をしていたので、常時新しいことにトライし続けなくちゃいけない仕事だったんです。だから「ふつうのOLさん」とかにあこがれがずっとあったんです。与えられた仕事をコツコツこなす、そんな業態にあこがれがあって。ちょうど家の近所にあるタバコ屋さんで事務のパート募集をしていたんです。時間帯は午後からで、時給はそんなに高くないけれど、歩いて通えるのと午前中に家事を済ませることができるのが魅力的で、求人に応募してみたら、採用されました。ついでにその時期、在宅で校正の内職もしていたんです。これは倍率の高い試験を受けて合格したので、賃金は安いけれど手放したくなかったんです。仕事そのものは簡単だったんですけれど、在宅の内職求人ってことで主婦の人たちが殺到して、面接会場は火事場騒ぎでした。比較的、私は漢字の読み書きが得意だったので採用されたんだと思います。あとはダメ押しで夜、23時から昔のランパブ、今で言うセクキャバみたいなところでバイトでした。私はもう30歳を過ぎていたので、半分戦力外通知を出されていたようなものだったので、お店は3時まで開いているんですけれど、ラストまでいるのは本当に忙しい日だけで、大体、1時2時でお客さんが捌けると「ハイ、あがっていいよ」って帰されていました。ここでは時給2,500円もらえて、半分日払い、半分は週末にもらっていました。お客さんとはハグする程度のわりとライトな接触でした。これだけ働かないと康雄さんのお給料だけじゃ生活できなかったんです。私も体力があったんでしょうね。3つの仕事を淡々とこなしていました。夜のバイトは一応送迎付きだったんですけれど、送迎を待っていたら何時までかかるか分からなかったので、康雄さんに出勤時は送ってもらって、帰りは800円くらいの距離だったのでタクシーで帰っていました。あなたのお話もお聞かせください。https://requ.ameba.jp/users/97333