カンヌで2006年にパルムドールを受賞。

アイルランドの英国からの独立戦争と、反英テロ組織IRA幹部の兄弟の悲劇を描いた作品で、

はっきり言って、暗くて重くて、私の好みではありません😓

なのになぜ取り上げたかと言うと……

パワーエリート達が搾取対象をどのように支配&コントロールしてきたか、その余りに使い古された手の内が如実に判る映画だなぁと感心したからです。

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英国の理不尽で傍若無人な圧政に苦しめられていたアイルランドで、ある兄弟がIRAで活躍しますが、

やがて兄弟は、英愛条約(アイルランドに著しく不利な条約)の賛成派と反対派に別れて、激しく対立するようになります。

つまり、支配&搾取する真の敵は英国なのに、まんまと内部分裂に誘導されてしまうのです。

これは、支配を目論む権力者が昔から良く使う手。

被支配者達同士を意見対立させることで分離分断し、矛先を真の支配者からそらさせるんですよね。

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この手にまんまと乗ってしまった兄弟は、見解の相違から憎しみ合うほど対立。

共に英国の強権と闘うはずが、組織をたがえてアイルランド人同士で凄惨なゲリラ戦を繰り広げ出します。

最後には、お兄さんが弟の処刑をやらされるという、あまりに救われない話でした。

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英国は美味しいですよね。
アイルランド人同士で対立し、叩き合ってくれたのですから。

観客視点、つまり、全てを俯瞰できる神様目線で観ると、この狡猾で汚い支配者(英国)の手口がよく判るのですが、

意見の対立と互いの説得に躍起になっているアイルランド人達は、もはや誰が真の敵か判らなくなってしまったのですね。

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このやり口が、今も使われているなと思って。

昨今のさまざまな騒動、分離、闘争の薪に火をくべて、煙に乗っかって、利益を得ようと目論む者たちは誰なのか?

大衆は細かい論点によって分裂させられ、大衆同士で対立し、首を締め合います。

相手が違うよー😅

その裏で着々と暴利をむさぼっている人間達は、こっそりほくそえんでいるよ~。

でも、その当時の人には全体像が見えない。
今の私達だって、同じだ。

だから一度、これらの騒動や紛争、問題を、
30年後の人間から観たらどうな風だろうかと、
あるいは、観客として観たらどうだろうかと、

神様視点になってみても良いと思う。

私はもう、パワーエリート達の手に乗らないゾ、と思ってマス。