●eラーニングはIT技術を用いた新しい研修、教育手段
従来より、企業などの新人教育をはじめとした様々な分野で研修が行われてきました。
研修では、先輩社員や外部から講師を招聘し、会議室に受講生を集めることで一斉に行われることが多く、そのためにはコストがかかる問題がありました。
というのも、全国に散らばる支店などから社員を招集する必要があり、特別な会場を準備したり、講師を招く費用も発生するからです。また、研修を行うためには、参加者の日程調整をする必要があり、新入社員のようにスケジュール管理が容易な対象であれば問題ないものの、管理者研修のように忙しい対象者の日程調整は困難なものとなっていました。
このように会場に講師を招いて一斉に行う教室型の研修には様々な問題がありました。
この問題点を改善するために導入されているのがeラーニングです。
eラーニングによれば、低コストで時間と場所を限らず社員教育などが可能になるため、大企業を中心に積極的に導入されています。
●eラーニングの特徴
eラーニングによる研修や教育では、コンピュータを利用して受講する形式となります。
多くの場合がインターネットを介して社内サーバーに接続し、研修を受講するようになっています。
このようにインターネットを介したeラーニングでは、社内にいなくても、自宅や出張中にも受講でき、時間と場所にとらわれずに受講できるようになります。
また、eラーニングで受講できる内容は様々で、仕事において必要なスキルや語学、社内の経理や業務に関する処理方法など多岐にわたります。
なお、eラーニングは企業研修として行われているだけではなく、個人レベルでも利用できます。現在では英語のレッスンを受講できるeラーニングのサイトも多く存在しており、そのようなサイトに登録すれば安価な費用で、本格的なレッスンを受け、個人のスキル向上がのおメルようになります。
●eラーニング導入によるメリットとデメリット
eラーニングを導入すると、コストの低減が図れます。
従来の教室型の研修では、参加者を一斉に同じ場所に招集する必要があり、出張や宿泊費がかかっていました。しかし、eラーニングによれば、参加者を移動させる必要がないため、コストを安く抑えれます。
また、eラーニングによれば、参加者一人一人の進捗状況を管理しやすくなるため、効果的で効率的な教育プログラムを実施しやすくなります。
その一方。eラーニングでは参加者が真剣に受講しているかをチェックしづらいというデメリットも存在します。
教室で行う研修であれば、講師が適宜、参加者に質問をしたり、レポートの提出を求めたりすることで、参加者が正確に理解しているか、容易に確かめることができました。しかし、eラーニングは一方向性の傾向が強く、コンピュータの向こうで参加者が真剣に受講しているのかを判断しづらく、予想した効果が表れない可能性もあるのです。
そこでeラーニングでは、きちんと受講者が内容を理解したのか、事後的なフォローが必要になる場合もあります。