新潟県南魚沼市のトミオカホワイト美術館へ行った。霊峰八海山間近、田園広がる地に建つ当館、窓からの眺めに贅沢を感じる。展示は富岡惣一郎の作品で、重く白いトミオカホワイトの積もる作品が並ぶ。そのリアルで抽象な景色に、具象と抽象の狭間の面白さと共に、大自然が抽象になる不思議さを感じた。/スグル 今回の1枚目は、トミオカホワイト美術館からの霊峰八海山の眺めです。まるでカナディアンロッキーに来たかのような景色が広がります。この眺めだけでも来てよかったと思う程のものです。 ちなみにこちらは、カナダ在住時にカナディアンロッキーで撮影した写真です。上記の例えは、このイメージから来ています。 トミオカホワイト美術館近辺の写真です。田園が広がります。私の訪問時は春で、このように野原のような光景となっていました。冬は雪で一面真っ白となるそうです。 トミオカホワイト美術館のすぐそばから撮影した八海山です。この八海山、Wikipediaによると、「2009年に放送されたNHK大河ドラマ「天地人」の冒頭のタイトルバック映像において、妻夫木聡が演じる主人公の直江兼続が、八海山の山頂に立っているシーンが使われた」とのこと。あの雄大な映像は、八海山だったのですね。 トミオカホワイト美術館の建屋です。細長い外観をしています。館内もこの外観の通り、大きく長い展示室が1室ある造りです。 富岡惣一郎(とみおかそういちろう)「北の海・流氷 A」です(※当画像はネットより拝借)。 幅2m以上もある(150号)、トミオカホワイトが一面を覆う大作です。流氷が描かれています。リアルで臨場感のある作品なのですが、少し別の目で眺めると、抽象画("現代アート"のような感じといえば分かりやすいでしょうか)にも見えます。抽象なわけがない大自然が、見方によると抽象が集まってできているという事です(少しフラクタルに関連)。写真を撮るという意味でも参考になる作品だと思いました。 ちなみに、「トミオカホワイト」とは、富岡惣一郎が生み出した白い絵の具の呼び名です。「黄変・亀裂・剥落しにくく、白磁を思わせるような平滑・清澄・魅力的な輝き(パンフレットより)」があります。私には、雪や氷の重量感と質感を伝える色でした。流氷の押し合う重い音が聴こえてきそうです。 富岡惣一郎「信濃川・卯の木 A」です(※当画像はネットより拝借)。やはり、具象なのに抽象を感じます。こちらも150号の大作です。 富岡惣一郎「大雪山・糖平湖」です(※当画像はネットより拝借)。ヘリコプターを使い、得た光景との事。確かに風景画で、写実的な臨場感があるのですが、心のスイッチを入れ替えると抽象画に見えてきます。不思議であり、面白いものです。 さて、電車です。前回のレポート「棟方志功アートステーション」にて行きの列車を紹介したので、こちらでは帰りの手段を紹介します。美術館からJR六日町駅までは美術館の車で送って頂き(私の訪問時より始まった新サービスです。詳細は文末をご覧下さい。)、その後「ほくほく線」に乗りました。【トミオカホワイト美術館】〒949-7124・新潟県南魚沼市上薬師堂142 【map】・TEL:025-775-3646【開館時間】・9:00~17:00(4月~11月)・10:00~17:00(12月~3月)※入館は16:30まで【休館日】・水曜日(祝日の場合その翌日)・展示替え期間・イベント時・年末年始【入館料】・500円(一般)【アクセス】・バス JR六日町駅より約20分(発車時間など詳細はサイトを確認)・タクシー JR五日町駅より10分 JR六日町駅より15分 JR浦佐駅より20分※バスの本数は多くありません(1~2時間に1本程度)。必然的に六日町駅での待ち時間は長くなりますので、駅の建屋にある「棟方志功アートステーション」をお楽しみ下さい。※訪問者数と職員さんの都合とが合えば、「送迎もOK」とのことです。送迎先はJR六日町駅かJR五日町駅のどちらかで、事前の連絡(上記の電話に大塚様宛)が必要となります。乗車可能人数は3名です。この新サービスはWebサイトに載っていない内容なので、「ArtFMの竹本に話しを聞いた」とお伝え頂ければと思います。ちなみに、私がそのサービスを受けた第一号の来館者です。なお、都合によりサービスが不可の場合はご容赦下さい。
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