「「「じゃんけんポン!」」」

ある晴れた日。
とある森のなかの屋敷に、そんな声が響いた。

声の主は3人。
赤い帽子を被った少年(傍らにバット)、黄色い鼠(耳が尖っている)、ピンクの球体(手と足と顔がある) である。
いずれも外見は10歳くらいである。

さて、なぜ3人がじゃんけんしているか なのだが。
つい先ほど買出しから戻った緑衣の青年が買って来たプリン(またの名を焼きプリンという)を、ピンク球体……カービィが食べようとし、それを阻止した黄色鼠、ピカチュウとカービィが喧嘩になり、止めようとした赤帽子の少年、ネスが巻き込まれ、緑衣の青年ことリンクが「3等分すればいいじゃないですか」と言ったにもかかわらず何故かじゃんけんで食べる人を決めることになり、またネスが巻き込まれた、という非常に下らない経緯がある。

そもそも、そのプリンはリンクが食べようと買って来たものなのだが……。

とにかく、だ。
あらゆる意味で面倒くさいこのじゃんけんを、早く終わらせるにはどうしたらいいのだろうか。
リンクが考えていると。
「なにがあったんだ?」
救世主が来た。

「じつはかくしかで。」
「おk、あいつら1回シメてくる」

救世主ことフォックスは3人の元へ行き、
「とりあえずアイツに謝りやがれ^^」
いい笑顔で3人にチョークスリーパーをかけていた。



その後、金髪の女性が気絶している3人(1人と2匹)と、プリンを食べている2人(1人と1匹)を目撃したとかしなかったとか。


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wakkaで書いた奴の擬人化取り消しバージョン。
前回のが擬人化バージョンです。