次の報道に関連する、吉村知事(10月24日)と横山市長(10月24日、25日)の会見を書き起こしました。27日の投開票の結果、西田氏の当選を受けて、吉村知事(10月28日)の会見の書き起こしを追記しました。
【問題の報道】
◆維新公認の候補 亡くなった人など「推薦人」と記載で謝罪 「法的責任は軽くない」と弁護士 吉村氏は処分に言及せず
「日本維新の会」公認で衆議院選挙の大阪6区に立候補する西田薫さんが、謝罪会見を開いた。
西田薫候補:私の支持支援者名簿はエクセルで管理していて、私が初めて選挙に出た22年前から更新を繰り返しています。
最も新しい関係性で表示して発送すべきところだったが、誤って、第一紹介者の欄の氏名、名称を推薦人として記載するミスをしてしまったと(担当者から)聞いています。ほかにも、西田さんはすでに亡くなっている人も推薦人だと記載していてあわせて2000人にこうしたハガキを送っていた。
◆維新公認の候補者「推薦受けてない」後援会を「推薦人」と記載 「法的責任は軽くない」と弁護士解説〈カンテレNEWS〉
【知事・市長会見の書き起こし】
◆2024年10月24日(木) 吉村洋文大阪府知事 囲み会見より書き起こし
20:11~ https://youtu.be/R3oAZdaAUVU?t=1211
記者:本日4時 30分から維新の会の本部で6区の西田さんが出席されて緊急の会見っていうのやってると思うんですが、こちらについての中身だったりとか、その中身を受けての共同代表のお考えを聞かせてください。
吉村知事:報告は受けています。推薦葉書にExelの操作ミスということですけども、これやっぱりあってはならないということだと思いますし、これは特にその名前が載った、前市長の西端さんも本当、僕自身も申し訳ないという風に、あのそういう思いです。僕からも謝罪を申し上げます。
操作ミスとはいえ、あってはならないことですから、しっかりとその経緯も含めて、もうちゃんと、あの皆さんにオープンにしようと。そして、説明ちゃんとしようと。そして、記者の皆さんの前でちゃんと説明をして 、そして、迷惑かかった人にちゃんと謝罪をしようという報告受けてますので、しっかり、今4時30分からやってると思いますけど、それをやった上で、やった上でそれをやるのが最も大切だという風に思ってます。
今回これやっぱり、あの、あってはならないと思いますから、あの、西端後援会の皆さんも含めて、まあ西端さん、あの、市長やめられて、あの、引退されてますから、西端さんにも迷惑をおかけしましたし、僕からも申し訳ないと謝罪いたします。
◆2024年10月24日(木) 横山英幸大阪市長 定例会見より書き起こし
27:22~ https://youtu.be/ydIRGmfGvt4?t=1642
記者:衆院選の大阪6区の維新公認の西田さんが、選挙葉書の推薦欄に前守口市長の後援会の名簿を使っていたのではないかという話が出ていますが、もし何か今確認されていることがありましたらお願いします。
横山市長:一報として報告が入っております。現在、現地の選対と、もちろん候補者ご本人と、あと本部の選対の方で対応を進めています。状況をしっかり把握した上で然るべき説明をしていきたいと思っていますので、今ちょっとその段階でして、詳細をお伝えすることが今は叶わないのですが、選挙やっぱり正しい手法に則って適切な形で有権者に伝えていくというのが重要ですし、推薦葉書はこの方に基づいて推薦をさせていただいていますという趣旨で送るんですが、その推薦人のとこの名前に了承を取れていない方が載ると、これやっぱり大きなトラブルにもなりますので、その辺りの確認はどういう風にしていたのか等をしっかり調査した上で対応していきたいと思います。
記者:今回、まだ事実がどうなのかという確認が必要かと思いますが、このタイミングでこういった問題が出てきたということについてはどう受け止められていますでしょうか。
横山市長:タイミングというよりは、調査した上でになりますが、悪意を持ってやったのかどうかしっかり調査してやるんですが、それがもし手続きのミスだったとしても、やっぱりその同意が取れていない方のお名前を使うというのはあってはいけないことだと思うので、タイミングとか選挙の結果に関わらず、それは真摯に対応すべきだと思います。
◆2024年10月25日(金) 横山英幸大阪市長 囲み会見より書き起こし
4:48~ https://youtu.be/eJEt05Whvhs?t=288
読売新聞記者:昨日、衆院選大阪6区の西田候補の関係なんですけども、昨日会見開かれて一応経緯を説明されたんですけれども、党本部としてもですね、それを受けて何らかのそのまあ対応、例えば立候補を取りやめようとか、あるいは公認を取り消すだとか、そういった対応に関しては、現在どういう風に…
横山市長:はい、あの西田さん、昨日会見されたと思いますし、まずあの本件についてですね、意図しない形でお名前が使われてしまったという方々に関しましては、これは私からも本当にお詫びを申し上げたいと思います。本当に申し訳ございません。
あの西田さんの陣営の方で本来名簿、事務所の名簿っていうのは厳密に管理しながら、例えばお亡くなりになってしまった方にはそういうはがきや郵送物は送らないっていうチェックをしています。この名簿の管理において、西田事務所は時間軸に分けてどなたからご紹介いただいたかっていうのも、割とまあどちらかというと精緻につけていたところを、時間軸の中で別のいわゆるエクセルデータで管理していた、別のその本来取らないといけないところとは違うところを抽出してしまったがゆえに、送ってはいけない方に送ってはいけない名称で送ったということにつながっております。
事情の聞き取りもしておりますが、いわゆるこう悪意持って意図的にやったというところは今のところはそのようには受け取っておりませでして、とはいえ重大なミスですので、これは重ねてになりますが、私からもお詫びを申し上げますし、こういったことが起きないように当然、西田さんの事務所もそうですし、全陣営でですね、やっぱり改めて、一番こう気になるところですよ。やっぱり勝手に自分の名前が使われて、その投票行動に使われるっていうのは、本当に起きてはいけないことですので、西田事務所に限らず全事務所で気をつけないといけないと思います。再発防止にも努めないといけないですし、その点は気をつけてまいります。改めてお詫びを申し上げます。
ただ一方で、あの衆議院選挙に関して立候補を取り止める、もしくは公認を取り消すという事態までの判断には至っておりません。
引き続きですね、もうこれで失われた信頼もあろうかと思いますし、怒ってしまった方もいると思いますが、候補者を含めて陣営スタッフでまた一丸となって信頼回復ができるように説明に尽くした上で勝利を勝ち取ってほしいと思います。
記者:現状その西田さん側に対してなんらかのペナルティと言いますか、そういったものというは、されてないっていうことでよろしいでしょうか。
横山市長:はい、今時点では関係者聞き取りの上、当然ですね、口頭での注意、事務的な注意や再発防止っていうのは、これはずっと続けてます。あのそういったことは続けてますが、何か規約に基づいて戒告とか注意っていうのを今時点でしてるわけではありません。
10:39~ https://youtu.be/eJEt05Whvhs?t=639
朝日新聞記者:西田さんの件で確認したかったんですけども、これあのすいません、西田事務所の方で確認すべかもしれないですけど、いわゆる選管への報告であったりとか、あとリーガル、いわゆる公選法にどう引っかかるかとか、それでリーガルチェックというところについて、今もしその幹事長として、どこまで進んでいるとか、まあそういったことは選挙後に行うってことなのか、その辺りこう把握されてるところがあればお伺いします。
横山市長:はい、当然、昨日会見するにあたって、選挙管理委員会の方とも問い合わせをしながら進めているという風に報告を受けています。ただ厳密に多分あの僕もまあ府議会議員時代もよく選管には問い合わせをしましたが、選管の方から判断が難しいという、いわこうグレーゾーンのところが大きいので、選管の方で判断がつかないということはあると思いますし、あの直にそのいわゆる立候補取りやめに値するような指導があるというような状況ではないと認識をしています。当然選管とは協議をしながら進めておりますし、リーガル面でもチェックをしながら進めてます。
ただその例えばお名前を使われた方、あの全く同意していないのに使われた方がですね、今後どれだけ謝罪を受けたとしても、例えば許せないという思いがあったり、そういった方がどう動かれるのかっていうところまではちょっと我々もそこは判断はしかねますが、あの今のところそこは選管とリーガルチェックをしながら、引き続き衆議選挙に向けて、西田陣営も全力で取り組んでいるところです。重ねてになるんですが、本当にご迷惑をおかけした皆様にはお詫び申し上げます。
◆2024年10月28日(月) 吉村洋文大阪府知事 囲み会見より書き起こし
20:06~ https://youtu.be/ob7SdEDd4MM?t=1206
記者:(大阪)6区の西田薫さん、ご当選されましたけれども、以前の囲みでも共同代表の方からも質問発言ありましたが、改めて、その後に会見がありました。会見の報道等もご存知のことかと思います。会見では改めて西田さんご本人の方から、事務的なミスであったという風な説明はありましたが、最終、昨日閉まった開票を見ますと、8000票から9000票差と、かなり僅差で西田さんは当選をされました。
この2000票のハガキの誤記載があったというのが西田さんの説明でしたが、その2000票を受け取った人が、西田さん***推薦しているんだっていう風にして周りの人に広めていたとしたら、ひょっとしたらその2000票の影響がまさにその8000票9000票だったという風なことも考えられます。
実際、当事者である西端前守口市長に伺ったら、これで6区で公平な選挙が行われていたと言えるのかという風なあの意見を我々も伺ったりしています。
6区での公平な選挙が行われていたと言えるのかどうか、共同代表としての意見を聞かせていただきたいと思います。
吉村知事:あの、パソコンの操作ミスによる、その推薦ハガキの推薦者のところの部分については、これはやはりあってはならないことだという風に思います。これはもう選挙中に僕も謝罪を申し上げた通りです。またあのそれは事実としてある以上、速やかに選挙中でこそ速やかに本人の口から公表するべきだという話をして、そしてその日のうちに公表して、そして選挙期間中ですけどあの報道もされました。実はこういうことだと。まあその報道を受けて、この選挙においてはこういうことがあるんだなということも一定伝わってるという風には思います。
あの、できる限りの、あの、そのミスは僕はあってはならないことだと思いますし、これダメなことだと思います。でも、その後の行動とすれば、もう速やかに選挙期間中、これ選挙を過ぎて公表するとまた問題ですけども、発覚後ただちに、こういう詳細な状況をあの中身をあの報告したと。あの公表したと。そして皆さんもそれを、あのバッと報道されたということ。まあこれがやはり取り得るあの策としては、あの取り得る策を取ったと、いう風にはあの思います。
まああの選挙においては、あの先ほど申し上げたような、あの、まあ、ちょこ、直接なかなか難しいとこありますけれども、まあ、あの、取り得る措置はしっかりとったということだと思います。
まあ、あってはならないことだとは思います。だからこそ公表したということになると思います。
記者:そういったその**の**を持つ新人候補が、激戦だった公明さんとの直接対決から、国会にこれから送り出していくということになります。その妥当性・正当性のようなものについて、異議を感じたりは?
吉村知事:あの、だからこそ選挙中に公表したということですよね。謝罪して公表して、謝罪文もあげて、本人として取り得る措置を取ったという風にはなると思います。
なかったほうが、もちろんないほうが当然いいに決まってるんですけれども、起きたことに対して隠すことなくオープにして、そしてもうあの皆さんからの報道も受けて、取材も受けて、選挙の直前、まあある意味、まあ選挙の結果にどう影響するかわからないけども、まあ当然プラスに影響するわけはない中で、そういったことを正直に言ったということは、あの、まあ必要なことだし、まああのダメなことだけど取り得る措置を取ったという風には思っています。
記者:あの状況においては、西田さんは取る得る措置は、ベストというか、まあベターな選択という風に考えられると。
吉村知事:そうですね。あの、起きたことはダメだし、やってることは本当に、あの、ミスといえども絶対ダメなことだし、西端さんにも迷惑もかけてるし、これダメなことだとは思います。だけれども、その中で取りうる措置は、あの、取ったと。本人として取り得る、あの、措置は取ったという風に思います。