部屋に到着して

ソファに腰掛けて。

今日はじめて君と唇を重ねる。

そして君がすぐに僕の座っている

上にまたがって抱きついてきた。




君がここまで動けると思っていなかった。

僕は君の回復具合と

君の気持ちが大きくて

とにかく圧倒されたな。

キスをすることなく

僕も君もお互いの感触を

ただ確かめるように

しばらくの間抱き合っていた。





待ってたんだよね。

こうすることができる時間を。

だからただ抱き合っているだけで

心が満たされていくのが判る。




そのあと、話しながらキス。

抱き寄せながらキス。

なかなかお酒を買いに行かずに

ずっとキスしていた。





ようやくお酒を買って。

テラスで乾杯して。

タバコを吸いながら。

君の話を聞いたり

なんていうかさ、

普通のことだよね、これって。

だけど、君が横にいて

しかも君の家で

ゆったりと話をしている。

これが永遠に続くわけではない。

だからこそ、

こうやって誰にも邪魔されることなく

2人で共有している時間が

とても貴重なんだ。




会話からキスの回数が増えてきた。

いつの間にか隣のマンションの

窓が閉まっている。

僕と君はベッドルームに移動した。





ベッドでも君と何度となく

キスを重ねた。

その先はないんだけど、

君は羽織っていたものを脱いで

僕もシャツを脱いだ。

流れのままに僕はすべて脱いで

君と肌を重ねた。

君をはじめて抱く緊張も

違和感はまったくなかったと思う。

ただ、君と僕は自然に

肌を重ねていたと思う。

君がまだ完治しているわけではないから

僕が君に対して性的に

攻撃的になることはなかったけど、

そんなことは今日の君と僕には

敢えて必要もなかったよね。

僕が君に覆いかぶさったり

君が僕の上に乗っかかったりして

僕らはそれからも何度も抱き合った。





携帯を見たら、

着信とメールが何通も入っていたけど

今はその時じゃないな。

そう思って時計だけ見て

また君を愛した。





ギリギリに君の服をピックアップして

缶チューハイで酔った君を

ソファに座ったまま眠らせた。

このまま病院に戻したら

間違いなくバレるし

僕だって出入り禁止になりかねない。

たかがお酒で

病院からの君の印象を

不必要に悪くしたくない。

そう思って、少し寝かせた。





果たして君は、

たかだか数十分で君の酔いが

さめるなんてこともなく。

君は今までで一番甘えた様子で

冷静な僕を引き戻すかのように

ちっちゃなかわいい声で

僕に愛を囁く。

僕が唇を重ねていると。

その唇が邪魔をして、

囁きが途切れる。

こんなギリギリに甘えやがって

という気持ちと

その甘えを受け止めてさ

今こそ君をベッドにもう一度

連れていきたい衝動に駆られる。





でも、もう戻らなきゃ。

君と僕との関係自体が危うくなる。

君が大事だから君を現実に戻す。

僕は矛盾した思いを抱えていた。




僕は時間ギリギリまで

君と囁きあい、キスをして。

そして君をタクシーに乗せた。

完全に酔っている君は

車内でキスをせがむ。

酔っ払いめ!ってあしらうと

君はとても悲しそうな

この世の終わりみたいな表情を浮かべる。

僕はできるだけ優しく

できるだけ冷静に

君を病院まで送り届けた。





ナースの数人にかるく挨拶をして

僕は病院を後にし、

おそらくすぐに寝るであろう君に

簡単にlineを送って。

電車に飛び乗った。





僕らはまだはじまったばかり。

話していないことがまだ沢山ある。





遠足を待つ子どもみたいな気分。

僕がいくら今日は晴れだと言っても

それを信じきれない様子だった。

期待すればもし雨だったときに

どうしても落ち込んでしまう。

天気だけは仕方ないと

君は自分に言い聞かせている

そう僕には感じられた。




果たして。

天気は予報通りの快晴。

朝起きて直ぐに君とline。

君の気分は最高潮。

僕はまだ眠気が勝っているな。

しばらくやり取りをして

支度をはじめた。




君と初デート。

昨日も書いたけど、

デートというより

君の横にいて

最初のステップをサポートする

そんな気持ちが強かったからかな

僕は案外平常心だった。

翻って君はどんどん高揚している。

それが手に取るようにわかる。

君への最寄駅が近づく前に

一旦lineをやめて

僕は一眠り。

君は支度をする。





予定通りに最寄駅に到着。

一服して君のところへ向かおう、

なんて僕の浅はかな考えを

君はあざ笑うかのようにさ

すぐに電話が入った。

病院の目の前にスタンバイしている

だからタクシーで来てほしい、と。





もう笑うしかなかった。




君が一秒でも早く僕と会って

そこからの一秒も無駄にしたくない。

そんな思いが痛いほどわかったから。

まだ病人の君がそこまで、

そこまでやってくれるなんて。

とにかく僕は努めて冷静に

でもすぐにタクシーを拾って

病院へ向かった。




病院の前で

君がそわそわして待っている。

車窓越しにもそれがわかる。

僕はドアを開けて君を入れた。




君は慣れた様子で

運転手に指示を出す。

テキパキしすぎて

元ヤンみたいな言い方だ。

あはは。

しかも僕に道を覚えておくようにと。

駅からタクシーで

また行くことはあるのだろうか。

と、思いながら

ぼーっと道を眺めていた。

君は今にも襲ってきそう。

ってくらいに

冷静な僕にブツブツ言っていた。

あはは。

君の高揚した気持ちがよくわかる。

そしてこの時の

僕の冷静な対応は

この先ずっと君に言われるんだろうな。

『あ、そこの信号で止まって』

『あ、いや、その白い建物で』

とか言ってる。

可笑しくてさ

そんなロマンチックに

君を求める気にはならない。




タクシーを降りた。

君と立つ。

たしかにちっちゃい。

こんなもんだっけ、って思った。

君はきっと逆の印象。

こんなデカいんだっけ。

みたいなね。

でもそんな印象を言い合う前に

早く家に入って座らせないと。

エレベーターでキスしようとする

君を振りきって

部屋の前に到着した。






















今日は、、、通常運転、かな。




朝からlineしたり。

電話で話したり。

無理やりテンションを

上げてる様子もなく。

かといって

楽観的なわけでもなく

割と淡々と

明日を迎えようとしている。

ベイビーステップだけど

君にとっての大きな一歩だ。




エッチな気分になったり。

抱きしめたくなったり。

色々だけど、

やっぱりそれでもさ、

君の一歩を支えよう、と。

それに限るかな。

君の一歩に立ち会うことができる。

横にいてあげられる。

その機会を一生懸命考えて

頑張って作ってくれた君に

そしてそんな君の気持ちに

僕は敬意というか畏怖の念というか、

感謝の気持ちしかない。






夜。

君は君で呟いてた。

とびきりキレイな写真を添えて。

なんて目が綺麗なんだって。

そう思った。

君の前向きな気持ちが

輝かせているって。

君がそう言う。




たしかにそれもあるだろうな。

希望ってさ、

不安の先にしかなくって、

君は不安のその先の

希望の道筋のようなものを

今進もうとしているから

君の目が輝くのも分かる。





僕はね、

輝きもそうなんだけど、

君の目の綺麗さに

なんだか今気づいたんだ。

なんでこんなさ、

綺麗な目をしてるんだろう。






イノセントなんだなって。

そう思った。

きっと君が守ってきた、

子どものような無垢な心。




もしかしたら、

僕がそう思いたいだけ、かもな。

君と付き合って2ヶ月。

それしか経ってないけど

君の一番好きなところかもしれない。




夜、とある女性のつぶやきを見てコメントした。

彼女は昔から知っている人。

今月でリセットすると以前の日記に書いてあったので、

改めてフォローしようと思っていた矢先に

友達でつながった。




今までなら素直に嬉しいことなんだけど。。。




君がサイトを辞めるかもって迷っているタイミング。

僕も少し前から辞めようかと思っていたタイミング。

まさにタイミングよくねーな、って。

そう思ったが、自分も辞めると決めていたわけではないし、

君が辞めるとしたら、僕も同じ時期に辞められないし。

そう思うことにした。





翌金曜日。

朝からいつもどおりに君とlineする。

そんな中、ふと昨日の夜の件の女性のことを思い出した。

一瞬、君に言うべきか躊躇した。

このタイミングで言う事が良いのか悪いのか。

だけど、こういうことは早めに言った方がいい。

そう思って、躊躇いが残ったまま君に伝えた。





僕が躊躇したってことは

君が良くない反応をすることが分かっていたわけで

だとすると、やっぱりこのタイミングで

君に伝えたのは間違いだった。

一度伝えてしまったことは否定できない。

lineでのやり取りだけど、

君の気持が一気に沈んでいくことが

手に取るようにわかった。

あとで見直したらさ、

それなりに絵文字とスタンプは使っていたよ。

でも、絵文字もスタンプも

その時の僕にはまったく目に入ってこなかったんだろうな。

君の冷めた気持ちだけがまだ今でも心に残っている。





そんな中で、君にとって特別なHという人の話になる。

冷静に考えれば、君があえて彼の事を持ち出した。

ただそれだけのことだったんだけど、

すでに冷静さを欠いた僕が

彼のこと、彼に対する君の気持ち。

それらを丁寧に拾う事なんてできていなかった。

僕の気持ちを正確に丁寧に伝えることなく、

ただ、君が会いたければ会っていいよ、

ということだけ簡単に伝えた。





迷っている君をさらに迷わせるには十分な一言。

だったよね。

突き放したわけでは決してないし、

彼と会う事、会える事、それについては今でも

その時に君に伝えた事と同じように考えている。

だけど、それにしたって、

君への伝えた方やタイミングが悪かった。

突き放したつもりはなくても、

君がそう感じた時点でアウトだった。




「少し距離があいたかも」




君からその言葉が入ったのは

仕事が始まってからだった。

僕は心臓の鼓動が早くなっていくのを

抑えられなかった。

本当に周りの人間にその鼓動が聞こえるんじゃないか

ってぐらいに心臓が激しく鳴っていた。




仕事にも入らないといけない。

でも君にも今のタイミングで伝えないといけない。

今伝えなきゃいけないことって何だ。

今じゃなきゃ伝えられない想いって何だ。

それを瞬間的に考えて。

少しだけ席を外して一気に君にlineした。




果たして。

ひとまず、ひとまずは君にそれが伝わった気がする。

君のテンションが戻っていくことで

それにシンクロするように僕の鼓動も静かになっていく。




お昼に話した時は

僕のことについては一定の理解をしてくれていて

随分落ち着いてきたように思えた。

夜に話した時には

さらに落ち着いていたように思えたよ。






君は寂しがり屋。

だから僕が必要。

でも寂しがり屋であると同時に

一人の女性としてのプライドもある。

君に言い寄ってくる男性はいくらでもいる。

そういう男性で寂しさを紛らわせることだって

しようと思えばできる。

でも、それはしたくない、と思っているはず。

僕だってそんなことさせたくない。

でもでも、それをせざるを得ないような

そんな状況を今日僕が作ろうとしていた。

君も作ろうとしてみた。





でも。

ダメだったんだよね。





暇つぶしは誰だってできる。

僕よりも何かが合う男性はいるだろう。

だけどやっぱり僕じゃないとできないこと。

君が傷ついたキャンバスを捨てて

新しいキャンバスを手に入れることで見なかった、

君のすき間はさ、僕じゃないと埋められない。

それはまださ、ただの僕の傲慢さでしかないんだけど

君に何一つ証明すらしていないのに、

ここで君を離すことなんてできないし、

君だって同じ気持ちのはず。




だから僕はもっともっと本当のことを離そうと思う。

嘘は一度だってついたことはないけれど、

敢えて言わない事、言う必要が無いと思っている事。

君に対する気持ちだけはさ、もっとシンプルに言おうと思う。



君の事はいつだって、どんなときだってすごく好きだってことを。

誰にも手は触れさせないってことを。


昨日の今日だからかなぁ、、、

君から朝のSOSが届いた。

いつもなら難しい時間にも

君とlineのやり取りをしつつ

これまたいつもならやらない

朝の電話。

意識したわけではないけど、

君が朝っぱらから僕に甘えて

迷惑をかけてしまったって

必要以上に負担を感じないように

努めて明るく振る舞ったつもり。



だったけど。

少なくとも少なくとも。

朝の君が思ったよりも元気でよかったわ。





今日は長い一日になりそうだなって思った。

君にできるだけコンタクトを取ろうと思っていた。

それは朝のSOSがあったからだけど、

結果的にはそうおもっておいてよかったかな。





君が今後の話をドクターから聞いたそうだ。

少し辛いという君のメッセージに

僕は反応せざるを得なかった。

それはもちろん悪い意味ではなく

反応したくてたまらなかった、という意味。




君の病状について。

君の復帰について。

おおよその予想はついていた。

いや、正確に言うならば

そういう可能性も考えておかないと

想定外のことで僕らは

ただただ落胆していただけのような気がしていたからさ

割と冷静に話を聞けた気がする。

翻って君は。

努めて明るく話そうとしている事は

声色を聞いただけで感じる事が出来た。

それは、仕事の合間を縫って電話した僕に対して

君が遠慮してくれた感じ。




だから僕は今日に限ってはさ

君からのlineを逃さないように

常にチェックした。

君のプラスも感情も

マイナスの感情もすべて拾っていくつもりで。




僕にしか甘えられないことはある。

君が親を帰した気持ちもよくわかる。

その代わりに僕に先に話してくれたこともよくわかる。

でもね。

君が実は本当にあったかい人間であるように

周りの人たちだって

案外温かいもんだよ。

であるとするならば。

甘えられるタイミングと相手であれば。

君が納得いかない甘えであっても

甘えればいいと思う。

君がこれから生きて生きのびていくために

周りの人を利用したとしても。

僕はそれに対して全面的に敬意を表するよ。




なんでかって。

それは生きて生きて生きのびることが一番大切だから。






。。。話が逸れた(笑)





今日の半日で君は上がったり下がったり。

そう僕に教えてくれた。

夕方に僕と電話する前に会っていた男性も

タイミングとしては結果的によかったよね。

僕は素直にそう思えた。

君の気持が一旦落ち着く一つの安定剤に

彼もまたなってくれたんだと思う。




布団をかぶって話す君の話は

ノイズのせいなのか。

はたまたスピーカーの位置のせいなのか。

聞き取れないことも多いんだけど、

ひとまず今日は今日なりの落ち着きを

君は取り戻していたように感じた。

もちろんそれは今日の落ち着きであって

明日も落ち着いているかどうか

君にも僕にもわからないけどね。



だからもし。

君がまた落ち着かない不安な瞬間を

過ごすのであれば。

僕を呼んでくれればいい。

君がサイトをやめることで

逆に不安に押しつぶされてしまう瞬間。

きっとあると思う。

そんな時だって僕を呼んでくれればいい。

なんなら復帰したっていい。

舌の根も乾かぬうちに戻るのも面白いかもしれない。




もちろん僕はね、

君がサイトをやめる決断を尊重するし。

それに依存することなく

次へのステップを踏もうとしている

そんな君が好きだけどね。




もう一度覚悟を決めて。

そして僕は。。。。。

そうだな、今度会ったときに。

もう一度。

今度はとびきりの優しいキスを

してあげられたらいいな、って

恥ずかしくなるようなことを

案外本気で思っている。

君と僕が唇を重ねているシーン。

写真にも映像にももちろん残らないけど、

四六時中一緒にいられない君に

僕の余韻と記憶を残したいと思うよ。

今度も。

これからも。
















こないだの携帯故障から

4日経ったのかな。

lineではなく普通に電話してる。

lineならいつでも繋がれるけど

電話だと確実に一人にならないと

話すことはできないし、

バスや電車で移動中もできないから

それなりに時間を作る必要がある。




それでも昨日から

仕事を終えてから電話してる




今日は二日目。

まぁとはいえ、話をしてることといえば

愛を語るか

サイトの話か

どっちかが多いよね。




まぁ、何を話したか?なんてことは

実は大して重要ではないことが多い。

これが週に一回しか話せなくて

話す時間も10分程度なら

また話は違ってくるんだろうけどね。




要は君と話をすること自体が大事。

それが楽しいってだけの話。

話であり、会話であり。

だから会話が成り立たないと

僕はどうしていいか分からずに

戸惑ってしまうんだ。




話をして幸せな気分の後で

帰宅してからもらったlineが

そんな感じで会話にならずに

君の話を聞いた。

とある女性の事だったんだけど、

僕はなんとなく苦手であり

特に興味も湧かなかったから

そうコメントしたんだけど、

君は聞いてか聞かずか

そのまま派生する人脈に話を膨らませた。




そんなん興味無いんだよ!

って言ってしまえば

それで済む話なのかもしれない。

でもそれを言ったって

所詮自分の気が晴れるだけで

君を逆に落ち込ませてしまう。




だって君はホントに一生懸命に

たくさん話をしてくれる。

ただ単に君が話したいから

ではなくて、

僕に報告したくて堪らない様子がさ

lineの文面でも理解できる。




だから僕は余計に何も言えなくなる。

ただ、ポツリと言葉を絞り出すだけなんだ。




僕の異変に君はすぐ気づく。

そしてたぶん、

訳がわからないまま僕に謝った。

何の前触れもなくさ

いきなり僕のテンションが落ちるから

君はその後もしばらく

僕の様子を伺うような言葉を

たくさん呟いた気がする。




なんだか君を支配したような

そんな錯覚に陥ってしまう。



でも、そういう気持ちは健康的ではない

だから僕はそんな思いをすぐに捨てた。

ただ君のことが好きなのに、

恋愛に勝ち負けとか支配・被支配とか。

そういうことを持ち込んだって仕方が無い。



自分の気持ちの揺れを

できるだけ丁寧に君に話して

君の気持ちも僕なりに受け止めて、

結局は元に戻れたと思う。

こういうちっちゃいトラブルがあるとさ

雨降って地固まるっていうから

基本的に悪い事ばかりではないけれど、

でもやっぱり、無いに越したことはない。




君に不必要にさ、

気を遣わせないように。。。

僕はしていかなきゃね。



愛してる。

安堵で力が抜けた身体を立て直すために、


いつも寄るコンビニでタバコに火をつけた。


ショートメールで君と何通かやり取りするけど


70文字だしな。。


ふつうにメールに切り替えた。





10分ぐらいで君から返信が入った。


相変わらず仕事のメールが頻繁に入っているので、


幸い、君に返信をしても平気な状況だな。


休みの日の仕事のメールは憂鬱で仕方ないけど、


この日ばかりはそんな状況に感謝しないといけないな。





「只今、私も死ぬ思いです。


こんなに連絡がとれないのが辛いと思わなかった


今親帰った。もしタイミングがあったら電話してもらっていい?


声聞きたい


携帯きたら


新しいライン登録するね」




君からメールが届いた。




君の文章っていうのかな、


日記にしてもこういうメールもそうだし、


ラインもそう。


たぶん君は無意識だと思うけど、


君は簡潔に自分の気持ちを表現できる。


僕とコンタクトが取れなかった時間の気持ち。


そして今の気持ち。


それをこれ以上ないぐらいにシンプルにメールしてくれた。





たぶん普段なら決して口にしない、「声聞きたい」という言葉。


僕と君はそう簡単に電話すらできない状況。


それを十分すぎるほど分かっている君が、


今すぐに僕の声を聞きたいって言うんだ。


それは君からのSOSだと思う。






僕はすぐに君の番号をコールした。





君はこの時の会話を覚えてるかな。


僕は正直憶えていない。


君が無事だったという気持ちがまだ気持ちを支配していて


君の言葉一つ一つを正確に拾えていなかった気がする。


でも、一つだけ覚えていることは、


君が君から溢れる言葉を選ぶことなく


次から次へと僕に話しかけてくれた、ってことかな。


好き、とか。


愛している、とか。


そういった具体的な君の気持ちが


君の口からたくさん出た事も驚きだったけど、


それよりも、君が今の気持ちをぶつけてくれたこと。


そして、その気持ちを君が望むタイミングで受け止められたこと。


そのことが堪らなく嬉しかった。





嬉しかったけど、やっぱり恥ずかしかったりもしてね。





気持ちがずっと高揚している。


君も高揚している、って。





その後、君はきっとまた繋がる方法を


それこそ必死に考えてlineを入れてくれたみたい。


でもこれで通常運転ってわけにはいかないよね。


昨日から今日の僕らの動きをおさらいするように


君と僕のその時の気持ちをお互いに話して、


愛情を再確認していった。


君はでもまだ足りないって。


だからもう一度電話をして、ほんの少しだけ君のすき間を埋めた。


埋められた、かな。





サイトの方も動けるようになったから、


今夜一晩寝れば、、、元に戻るかなって。


少しだけ安心した気がする。






それにしても疲れたよね。


もちろんそれは悪い疲れではないけれど、


こういう心配は無いに越したことはないし。


次からはちょっとでも安心できるように


対策?を考えておこう。




君とは20時過ぎに一度話を終えて。


日付が変わる前にもう一度lineが入った。


もうこの時間になると通常運転に戻っていた、


と思う。


普段通りにエッチな話をしていたしね。


そして君はエッチな気分になってしまった僕を置いて


眠りに入ったね。


あははは。


それもいつもどおりだ。






時間にすればたかだか15時間ぐらいの別離。


寂しさを感じるには十分な時間。


君がこの先に仕事に復帰することがあれば、


そしてその時に僕が忙しければ。


それぐらいの時間コンタクトが取れないってことも


いくらでもあると思う。





でも、もう大丈夫。


もちろん寂しさはあるだろう。


心配だってすると思う。


だけど、君が僕の事をすごく大切に想ってくれていて


僕も君の事をすごく大事に想っていて。


今回、それが痛いほどよくわかったからさ。






君の純愛の相手を僕がずっとしていこうと思う。


それは僕にしかできないことだからさ。





バタバタと一気に仕事を仕上げて、

予定通りに会社を出てきた。

今週は結構タイトで、

かつ、ナーバスになる1週間だった。

でも、そんな1週間の最後に

外出で移動しながら君とlineできる。

これはボーナスみたいなモンだな。

たったそれだけのことでも幸せだ。






移動中も仕事のメールは

割とひっきりなしに入るけど

それはそれで手早く処理しながら

君との話を楽しんで、

現場到着したので1時間後に戻るよ、

そう約束だけして僕らは会話を終えた。






予定より遅く仕事終了。

一服しながらlineを入れた。

あれ?既読にならない、

早いけど寝たのかな。




帰りまでの楽しみがなくなったな。

予定していた事がなくなる事に

僕は異常なくらい弱い。





だけどまぁ、寝てるなら身体休まるし、

それはそれでいいかと思うようにして、

僕は帰路についた。





君が寝ていたとして起きるのが早くて2時間。

最近、睡眠薬を飲んでいるって、

そう話していた時も4時間くらいだったかな。

だから早ければ20時。

遅くても23時くらいにはつながるはず、

なんてことを思っていた。

まぁ、言葉にすると冷静に見えるけど、

心うちはそんなに冷静でもなくって、

lineの着信バイブの振動に心を踊らせては

別のヤツからのlineだったりして、

その度にガッカリしていたことはたしか。

サイトへのアクセスも、、、

覚えてられないくらいに

何度となくアクセスしては

君の足跡が残っていないか確認していた。






今日は金曜日。

乗り換えする度にたくさんのカップルが目に付く。

目に付くのはきっと僕が寂しい気持ちになっているからだ。

君とコンタクトが取れなくなって

たった1時間くらいしか経っていないのにね。

会えない寂しさを紛らわせるように

君の日記を読んでいた。

そこにはさ、ついこないだまで

寂しさを埋めるために遊んでいる

君の事がたくさん綴ってあった。






君がもし、何日間も僕とコンタクトが取れずに

寂しさを感じたとしたら

果たして耐えられるのかな、って。

そんな思いが急に現実的に思えてきた。

だけど、そんな考えはさ、

あまりにも一時的というか

低い可能性に僕が不安になっているだけ、

ただそれだけの話だから

すぐに考えることをやめた。







帰宅する前

帰宅した後

君にlineを入れたけど

相変わらず未読のままだ。

ただ寝ている可能性は低いな、

そう思った。

携帯が壊れてる?

でもどうやって?

床に落とす?

いや、落とすことなんてない。

ベッドだしな。

急に不具合になった?

いや、携帯が壊れたならまだいい。

たとえば移動しようとして

ベッドから落ちた?

腰を痛めてしまった?

てか腰の容態が急変した?

連絡が取れないことそのものよりも

連絡が取れない時に他に手段がない、

その事に気付かされて、

すごく憂鬱な気分になった。

堂々と病院に行けもしない。

じゃあどうする?

僕の気持ちは色んな感情や想像が駆け巡って

気が狂いそうになっていた。






でも。

こういうことって慣れているはず。

ただ。

心を凍結させればいいんだ。




でもでも。

とにかく明日になたら病院に聞いてみよう。

個人情報は教えてくれないはずだから

どうしたら君の生存確認ができるか、

それだけをあれこれ考えながら

葛西に行った疲れと頭の疲れが一気に襲ってきて

僕はいつの間にか眠ってしまっていた。







翌朝。

まだlineは未読のまま。

サイトでの動きもない。

電話してもつながらない。

わらにもすがる思いって

きっと今の僕のような心境なんだろうな、

僕はショートメールに最後の望みを託した。

君はあとで業務連絡って笑っていたけど、

これが本当に最後の望みで、

だからこそ余計に淡々と

気持ちを抑えていた気がする。





幸か不幸か。

仕事でも朝からトラブル続きで、

メールと電話の対応に追われていた。

でも、それが逆に良かったのかもしれない。

仕事に100%集中はできなかったものの、

君のことだけを考えてしまうことから

一時的に抜け出すことができたから。




トラブルがあった現場は新宿だった。

必ずしも現場に行く必要はなかったけど、

何かあったら現場まで行く準備をしていた。

もちろんそれは大義名分であって

君に会うための口実でしかなかった。






10:39





携帯のバイブが鳴る。

見慣れない着信のお知らせが入っている。

ショートメールだった。

君からの返信だった。







ちょうど仕事の電話をしようと

外へ出てタバコに火を付けたときだった。




ギリギリのところで張り詰めていた

僕の気持ちが切れるように

身体全体が安堵の気持ちに支配されて。

僕は思わずその場にへたり込んでしまった。

Nへ




おはよ。夜中に起きた。



0,2,4時ね。


夜中に連絡して良いからね!


って言われたけど



出来なかった
(今してるけどさ)



結構直視することが元々苦手な人なのかも



知れないと思ってて、

わかってるけど迂回して


逃げる事で



じんせい楽しく



依存ももうしないし



好きにならない



愛は病気って話してたしそうかもなって私も思うことにした。



落ち着いてるときと


なんか落ち着いてないときと昔から凄くあって




やはり浮き沈みはあるわけです。





落ちて、落ちて、死にたいw
ってキャラではなく



飲んで、飲んで、寝て

何だったっけ?


もういいや。から



まあいいやに変えてきたの…



昔から私の事を凄く思ってくれる男性にしか


心を開けられず



そゆ人がいいとゲイ友達に話してたら



逆ならうざくない?


俺の事好き?俺しか見ないで?



みたいなやつどう思うか


聞かれて


『それ嫌かもw』


なんか一つ一つその友達も


埋めてくれてね。欠けてたとこ…


少し塞いでくれてた



入院前も白い花くれてさ


今Yねぇが少し心が白くなったから


白いお花よって頂いて



枯れる前に入院したのね。



不思議とこないだRが来てくれて



花もらってさ


今も飾ってるけど



それを眺める幸せ度数は    圧倒的

友達の勝ちなの。
想いが違うからかなぁ


既婚者は危険。お金もないし、甘い言葉は言えるけど


その時だけ


経験からも学んで


既婚者はお断りしてたけど



出会いの瞬間から今にかけても


Nの存在が

大きくて


頼もしくて


支えでもあり


楽しみでもあり


刺激でもあり


喜怒哀楽を与えてくれる人


凄く今もこれからも

大切な人ね。



変わらず愛してくれるって


言葉は信じてるから。

だって私中毒性あるもん
(自分でゆーけどw)



でもNも負けない位


時にそれ以上のね



中毒性発揮するの



言葉にしなくても

今私間違ったことしてたや


二人を邪魔するものに


自分から走ってってるや


Nごめん


置いていってました。

長いからまとめに入りますと




要は、大好きで


大好きで堪らないと言いたいわけで



知り合ってよかったと思う事しかなくて



これからも一緒にいて欲しい


N愛してるよ



朝のロングレスで



またテロしてみました。



何となく凄く悩んでるとか考えてより



今ボーッとしながら

ねぇねぇーって

感じで話してます。




そしてこれを不安そうな顔で読み始めてるのも知ってる

今日はちょっとそれに同情するけど

たまにはここに長く
気持ち載せてみたくて


昨日の気持ちブログにする前に


これ読んでくれたらいいなとちょっと思って



やっぱり大好き尊敬してて

Nが居たら満足です。
ありがとう!

夕方のlineの終わりはちょっとだけ寂しい。

それは先週末に会った彼女の件が終わり

君と僕の関係がより深いものになっても変わらない。

繋がっていたいという気持ちでいえば

むしろ強くなっている気さえするんだ。




そんな中、君が退院後の話をしてくれた。

どこか日帰りで温泉にいこうか、って。

具体的に考えていてくれるんだな、って。

僕の方は具体的に考えていた事なんてなくってさ。

ただ君といられる時間に一緒にいられれば、って。

そんなイメージしかもっていなかったのに。

だから君の愛情とかその深さとか、すごく感じてしまって

なんだか今日は特にふわふわしていた。

要するに、幸せの具体的なイメージができた。




そんなふわふわした気持ちのまま

夕方の時間が終わった。

帰宅して、そうだな、気持ちの切り替えがいまいちでさ。

夕食を作りながらコメントを入れて。

でもまぁ、それの報告だけ、君にすぐにしたかったんだ。

コメント入れたよ、って。

ちょっと大げさにいえばさ、

こういう事一つとっても、君にすぐに知らせたくなる。

たとえコメントであっても、

それは僕から君へのメッセージだから。




君にlineを入れた。




「コメントしたよ」
「日記かく?」
「書いてあるやつあるの?」
「下書きのやつ」

    「みたよー」

「ねえ」
「ランキングのね」
「熊本の○○さんのやつ」
「7のことかいてあるからみてこない?」
「みた?」




矢継ぎ早に話しかけられて。

僕の気持ちがざわついた。

正直に告白すると、ちょっと落胆した、かな。




少し時間を置いて、また僕がline入れた。

君はまたサイトのことでメールをしている、と話す。

1時間前、そして今。

君が僕の方を常に向いていてくれているはず、

という幼い思い込みを砕くには十分だった。






たぶんさ、夕方のラインのやり取りで

すっかり彼氏気分というか、

もちろん彼氏なんだけど、

ちょっと調子に乗っていたんだと思う。

つまり、君が僕だけをいつだって見ているはず、

という思い込みであり、甘え。







そのあともlineを続けた。

いつもなら君に引っ張られるように、

あるいは自分が引っ張っていく。

そんな君とのやり取りに気持ちが入っていかない。

そんな大げさな気持ちになった事ははじめてで、

時間にしたらさ、わずか数分のやり取りで

僕はどう返していいのかがまったくわからなかった。





君とのline、電話、直接会った時。

僕は嘘をつかない。

嘘をつけない、という言い方が正しいかな。

きっと君も同じだと思う。

だから、お互いテンションが高かったり。

君が高かったり、僕が高かったり。

でもそれは無理しているわけではなく、

本当に自然にそうなっているだけで、

自然にそうできることに僕も君もきっと縁を感じている。

お互いに惹かれていった。





だから今、少し落胆した気持ちを隠す事がどうしてもできなかった。




人一倍そういうことに敏感な君が

僕の様子が変だったことに気づかないはずはなかった。

ホストの話をした君の言葉にまたしても敏感に反応した僕に。

君が謝った。




僕の本意ではないにせよ、

君に何度も謝らせてしまった。

ホストのことなんてどうでもよかった。

強がりでもなんでもなく、

君の繋がりにいちいち目くじらを立てるほど

僕は嫉妬深くはないつもり。

むしろ、それも一つの関係性だから

それなりに大事にしてほしいとすら思っている。

それなのに、君から出た言葉があまりにも軽かった。

いや、いつもどおりに僕がそれを受け止められなかった。




そんな状況だからさ、

また君に謝らせてしまった。




もう、君に謝ってほしくない。

卑屈になったり、申し訳ないって思ってほしくない。

だって、君は何一つ謝るようなことはしていなんだから。




それでも謝ろうとする君に、

僕は本当に申し訳ない気持ちと

自分の気持ちをコントロールできない小ささと

矛盾するようだけど、君をすごく抱きしめたくなった。

君がそばにいればって。

今ほど強く思った事はない。

君を思い切り抱きしめて、体温を感じることができれば。

僕のちっぽけな思いなんてすぐに吹き飛ぶのに。

色んな思いが一瞬の間に交錯して、

君への思いが間違いなく爆発したよ。





そう、ほんとはさ、言葉は要らないんだ。

こうやって時間を置いて綴っている言葉もね。

ほんとはいらない。

だけど君と僕にとって、今はやっぱり言葉が必要。





こんな一方的な僕の思いに対しても、

君はとっても深い愛情を持って接してくれた。

ホントかよ!ってつっこみたくなるぐらいに

純粋でいとおしくて切ない、君の強くて深い愛。









僕は心の中で君にキスをした。

寄り添うように。