熱中症注意 | 新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

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熱中症のラブラドールが来院しました

来院時には息づかいが荒く、ぐったりしています

熱を測るとH表示(42℃以上ガーン)

まずは冷やします

保冷剤を脇・股・首に

以前は水風呂に入れていましたが

濡らしたバスタオルを体にかけて冷風を当てます

その間に血液検査をして点滴開始

40℃以下になるまで頑張りますが冷やしすぎるのもいけないので

そのあとはタオルや保冷剤を外し涼しい部屋で休ませます

しばらくすると呼吸も落ち着きそのうち熟睡しました

翌日熱も呼吸も落ち着いていたので退院しました

 

室内で数時間お留守番していたそうです、室温は23℃設定

ただこのラブさんは足が悪く動けず、自分から水を飲むことができません

エアコンの設定温度とワンのいる周辺温度が違う可能性もあるので温度計を置いていただくのと

もう少し室温を下げるかひんやりグッズを使うなどさらに工夫が必要です

 

今回は室内でしたが、散歩中に起こすこともあります

夏場はアスファルトが熱くなっているので

いつもの時間の散歩ではなくアスファルトが冷えてからお散歩してください

大人は30℃でもアスファルトの近くにいるワンは40℃以上ですし

55℃のアスファルトを裸足(肉球)で歩くことになります

 

 

 

まだ梅雨入り前ですがまた暑くなるようなので

熱中症に気をつけてお過ごしくださいね