糖尿ニャンの1日 | 新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

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気まぐれにupします

糖尿猫さんは毎日のスケジュールが決まっています

ストレスに弱く、すぐに血糖値に変動が出るため

ペットホテルでお預かりすることはほぼありませんが、

今回飼い主さん県外へお引越し準備のためお預かりすることになりました

 

このニャンはツンデレのツンの方が多く、ご機嫌損ねると怒られますガーン

抱っこも好きではなく、初日に手をかじられましたアセアセ

糖尿猫さんはご飯大好きぽっちゃりニャンが多いのですが、

このニャンは食ムラがあり、初日は食べず注射できませんでした

(健康な猫でもホテル時は緊張して食べないこと多いです)

 

2日目以降は少しずつ食べ始め、注射もできました

抱っこして部屋に戻さなくても、ある程度ウロウロして満足すると自分から入ることがわかりました

今では時々すり寄ってくるのでなでなでもできますが、たまに怒られますアセアセ

 

そんな1日のスケジュール

6時30分 尿検査

トイレに薄目のペットシーツを敷き、それを絞って検査しています

下の黄色い色が黄緑になっていますので糖が出ています

これが濃い緑でも黄色のままでも困ります

そして時間を置くと反応が進み、下の写真のようにどんどん濃くなるので

判定時間を守ってくださいね

 

6時45分 朝ご飯とともに注射

フードは糖尿病用の血糖値が上がりにくいフードがベストですが

このニャンは食べないので、今までのフードを与えています

一番良いのは、確実に食べる猫さんだったら

食事の60‐90分前に注射しておくと食後の高血糖が防げます

次は運動タイム

体重測定をしたリ(このあと飛び降りるので運動になります)

 

そしてリラックスタイム

 

18時45分 朝の12時間後にご飯と注射します

そして運動タイム

 

この繰り返しです

このニャンは14歳で発症しもうすぐ3年になります

 

今までの最高は11歳で発症し8年治療をしていたニャンがいました

糖尿猫さんは発見時に軽症から生死に関わりそうな重症の場合もありますが

安定し他の病気をしなければご長寿が多いです

 

初回の入院時は結構大変ですが、退院後は飼い主様にお任せになります

今回糖尿ニャンの日々が体験でき良かったかもしれません

いつも言うだけなのでね、ご苦労がしみじみわかりました

 

毎日お疲れ様です、ありがとうございます