猫風邪流行中 | 新潟市の動物病院~オーミンのブログ~

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先月位から猫の風邪で来院する方が増えました

猫風邪という病名はありませんが

目ヤニ、涙目、くしゃみ、鼻水、舌炎、口内炎など、人の風邪のような症状

鼻がつまり匂いが分からないので食慾も元気もなくなります

 

主にヘルペスウイルスとカリシウイルスの感染症です

飛沫感染します

母猫から子猫へ

1匹の猫から同居猫へ

 

猫好きな方って、外で猫と出会うとつい触りたくなりますよね

その猫が風邪をひいていた場合、ご自宅の猫にウイルスを運んでしまう場合もあります

 

予防接種で予防することができます

アメリカでは3年は免疫力が持続しているという報告もありますが

3年に1回だと健康な場合なかなか定期検診で来院される方は少ないため、

私は年1回予防接種で来院いただき、その前に検診しています

(1歳弱で不妊手術したっきりずっと元気で病院に行くこともなく

10年後元気がなく痩せてきて来院し、糖尿や腎臓病がわかった猫さん結構います)

 

新しく猫を飼う方は、ワクチン接種してあるかどうかをご確認ください

 

ご自宅に既に猫がいて、新たに猫を飼う場合は

まずは先住猫たちに1年以内にワクチン接種してあるかどうかをご確認ください

 

子猫を保護した、またはボランティアで保護活動している場合

先住猫がいないのであれば構いませんが、

先住猫がいる場合は子猫を迎える前にワクチン・ノミ予防を済ませておくことをお勧めします

 

先住猫と子猫は別室にする

子猫に風邪症状が出た場合は、すぐに診察を受け

その後は徹底的に隔離と消毒をしないと先住猫にうつります

 

家族が沢山いる場合は

風邪猫さんのお世話はお母さんのみがする

他の人は触らないとか

 

お一人の場合は

元気な猫のお世話後に風邪猫のお世話をする

マスク、手袋、使い捨てビニールエプロンなどがあると良いです

お世話が終わったら全部捨てて、洋服も全部着替えて、手を洗って・・・

くらいやらないとうつります

 

人の風邪は季節の変わり目や寒い時期が多いですが

猫風邪は猫が生まれて1ヶ月くらいたった今頃も多いです

 

ご自宅の猫さん、最近ワクチンは受けましたか?